きよめ派、旧日基とその後の歩み相互検証《福音主義神学会西部》戦後80年

 福音主義神学会西部部会の2025年度秋季研究会議が10月20日、大阪府池田市の福音聖書神学校を会場に開催された。2本の主題講演を中心に、70人を超える参加者が考察を繰り広げた。
                                  【山口暁生】

左から金井、岸本、木下の各氏

 今回のテーマは「戦後80年 日本の教会を神学する」。戦後80年を迎えた今年、戦時下の教会と80年を経た教会を振り返り、改めて「教会」のあり方について神学的に整理しつつ、そこから学び取ることとは何かを考察しようとする意図が込められている。
まず開会礼拝で南野浩則氏(福音聖書神学校教務)が、十戒に見る神の自己紹介を「過去から現在へ、そして未来へとつなぐもの」と取り上げ、歴史神学の重要性を提示してスタート。

(次ページで、きよめ派の歩み、旧日基とその後の歩み、など)