JEA50年へ事業計画を「Re-VISION 」 熊本・大分への祈り、宣教協力も

JEA総会1日目夜には、「熊本・大分のための祈り」が開かれ、4月の熊本地震で被災しながら現地支援拠点となったTCC・熊本ハーベストチャーチの中村陽志牧師の証しを聴いた。地鳴りと余震が続く中、小学生の娘に腕枕をして寝かしつけた翌朝、「あなたは私の右の手をしっかりつかまえられました」(詩編73・23)の御言葉を聞き、神様が確かに自分をつかんでいてくださるとの確信を与えられた。東日本大震災後の東北支援でつながった人々や日本各地、国外からのボランティアなど、人々の祈りと行動により支援活動が継続されていることに感謝したい。
祈りを共にした後、九州キリスト災害支援センター代表の横田法路牧師(日本イエス・油山シャロームチャペル)は、今回地震発生から4日という速さで支援センターが立ち上げられたことについて、①日本宣教に一致が必要であると以前から考えていたこと、②初代教会が災害時に人々を助けた歴史を学んでいたこと、③東日本大震災を経験した東北の牧師たちとの交流、④九州地域に超教派での宣教協力の積み重ねがあり、教会リーダーたちが顔見知りであったこと、の4つをあげ、地域における超教派の協力関係を育てていくためにはビジョンの共有と信頼関係が大切であると語った。この発題を受けて、JCE6プロジェクト「宣教協力とそのインフラ造り」(JEA理事会担当)に関する小グループでのディスカッションが行われ、災害対応と宣教協力推進のためのインフラ造りについて活発な意見交換がなされた。
今総会では、JCE6テーマ「再生へのRe-VISION 福音・世界・可能性」を受けて、開催地神戸でのアナロギア諸委員会の活動などから学び、「このような宣教への情熱とビジョンが日本全国に広がっていくことを願い、18年に設立50年を迎えるJEAそのもののRe-VISIONも視野に入れつつ、日本の福音派諸教会の宣教における一致と協力の実を生み出す」ことが、16年度JEA事業計画として表明された。その具体化のために、JEA理事会はJCE6「宣教協力とそのインフラ造り」プロジェクトとして、教団・教派リーダーによる協力推進会議開催、JCE6各プロジェクトの継続と日本各地域での宣教協力を励ます宣教フォーラム開催、教団・教派宣教部門担当者による宣教戦略研究、在日外国語教会・在外日本語教会などとのディアスポラ・異文化宣教ネットワーク構築などに取り組むことが話し合われた。9月のJCE6が単なるイベントで終わるのではなく、JEAが自らを宣教協力の触媒、結び目として再構築することを通して、7年後のJCE7に向けた次の時代の日本宣教を切り拓くスタートとなることを願っている。(レポート・品川謙一=JEA総主事)