一般の支援が遅れがちだった阿蘇市でも大分の教会を中心に九キ災が支援している。阿蘇郡高森町の単立・高森キリスト教会(現在はゴスペルホーム・グローリー)を支援拠点にして、日本国際飢餓対策機構のスタッフが常駐し、九キ災を通じて各地からのボランティアが集い、阿蘇市周辺の教会や地域の必要に応えている。5月3日には、ゴスペルホーム・グローリー(5月15日号で既報)で、5日には栄光の福音教会が関わる親子カフェSaiのイベントの中で、炊き出しバーベキュー(BBQ)の支援が実施された。Saiでは、子どもだけで100人以上が集まり賑わった。
九キ災大分支部の永井一匡さん(アライアンス・大分キリスト教会牧師)は、「大人も子どもも不安を抱えている。地域のイベントの中止や、学校の休校などで子どもたちはストレスを抱えていた」と言う。炊き出し当日はともに食事をし、話を聞く機会にもなった。「まだ元気が出ず来られない、という人もいた。またこのような会を持ち、少しずつ人々の励ましになれば」と話した。「地域のリーダーが『大丈夫』と言っても、個別に聞くと様々なニーズがあることが分かった。熊本、益城と比べると被害は小さいが、支援も少ない。キリスト教会は小さいけれども、細やかな支援ができると思います」
昨年開催された伝道大会ラブソナタ大分以降のつながりも生かされた。前日の食事の準備、当日の手助けを含め大分の十数の教会から集まった。大分でも別府や由布院など観光地で被災がある。避難所が集約されるなど復旧と被災支援のジレンマがあるという。
