「神の愛の力で排外主義に抗う」李明生氏 「追悼合同早天礼拝」で

 

「キリスト者にとっては、関東大震災後の虐殺の出来事は、人間が罪人であることを思い知ることとなる」。 関東大震災・朝鮮人虐殺から102年となる9月1日、「関東大震災 第102周年記念 追悼合同早天礼拝」(東京YMCA、東京聖市化運動本部、在日本韓国YMCA共催)が、東京・千代田区猿楽町の在日本韓国YMCAで開かれた。李明生氏(日本福音ルーテルむさしの教会牧師)がルカ17章20〜24節から、「その日を望みつつ」と題して説教した。 

「1923年9月1日の関東大震災、その後発生した朝鮮人、中国人、日本人への暴力、虐殺の出来事を覚え、追悼するために、私たちはこの早天祈祷会に集っている」と李明生氏。だが、自然災害(地震)と人災(虐殺)とは大きく異なると語る。

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