8月24日、日本基督教団京都教区第44回部落解放夏期研修会が滋賀県の草津教会を会場に行われた。弁護士竹下政行さんが、「狭山事件の再審を求める」と題して講演した。
竹下さんは狭山弁護団の事務局長であり、事件の経緯から詳しく解説された。これまでの警察・検察側が石川一雄さんを有罪とした証拠や自白を紹介しながら、それらが部落差別に基づく冤罪であり、科学的に自白や脅迫状や物的証拠となるものが、すべて反証できる捏造であることを説明された。京都・滋賀から集まった参加者34人は熱心に話を聴き入っていた。
講演に先立って京都教区部落解放センター鳥井新平主事が礼拝をし、マタイによる福音書5章6節から「義に飢え乾く」と題してメッセージを語り、石川さんの短歌を紹介した。
我が遺骨拾ってくれる人あれど 冤罪晴れれば海原に散骨 石川一雄
（レポート・鳥井新平＝日本基督教団・近江平安教会牧師）
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