直感でなく事実関係の確認を クリスチャントゥデイ提訴裁判で被告ら報告会

 

4月に東京地裁で判決が出た、クリスチャントゥデイ提訴の損害賠償請求訴訟について、被告の根田祥一氏(クリスチャン新聞顧問、異端・カルト110番編集顧問)らによる報告会が、カルト問題キリスト教連絡会主催で6月13日に都内で開かれた。問題に関心をもつ多様な教派、メディアからの参加者が現地、オンラインで集った。同訴訟の報告とともに、韓国における同様の問題、異端カルト問題に教会指導者が向き合うべき姿勢なども話された。訴訟について原告が控訴し、東京高裁で再び争われる見込みだ。

同訴訟は、脱会者の体験談を匿名で掲載したブログサイトの五つの記事を被告がSNSに転載・拡散したことに対するものだが、争われたのは原記事内容の真実性だった。

被告代理人の久保内浩嗣弁護士は、「ブログ作成者の男性は以前の訴訟で謝罪文を書いたが、今回の訴訟では男性の追い込まれた精神状況が考慮された。つまり原記事の真実性は、謝罪文によって否定されないと判断された」と話す。今回脱会者2人が証言したことも評価。「原記事の体験者本人ではなくても、複数の証言が一致したことによって事実判断がされた」と述べた。

根田氏は「13年の山谷真氏に対する訴訟判決で、原告関係者がダビデ張氏系列の教会に属していたことまでは認定されていたが、今回の証言によって『再臨のキリスト』を信奉する異端性が確認された」と語った。

韓国のクリスチャントゥデイ問題を追うキリスト教メディア「ニュースNジョイ」の担当記者、崔承賢(チェ・スンヒョン)氏も報告した。

韓国における張氏関連のメディア団体は、クリスチャントゥデイだけではなく、基督日報、ベリタス、宣教新聞など様々あるという。「公式な関係は明らかにしないが、人事の異動などがある」と指摘した。

クリスチャントゥデイ側からの迅速な反論記事や、損害賠償訴訟の提訴など、攻防の様子も伝えた。今回の訴訟が、米国での関連訴訟にも影響があるとして、米国の脱会者からの声も伝えた。

後半パネルディスカッションでは、松谷信司氏(キリスト新聞社社長)が司会進行。根田氏は「キリスト教会に貢献してきた牧師が利用されている状況は見逃せない。直感で判断せず、事実関係を確認してほしい。今回のブログ作成者は自ら山谷裁判の判決文を読んで疑惑を確信した」と述べた。

崔氏は「韓国でも大型の教会の牧師から『仲良くしなさい』と言われることがある。牧師にとっては、自分の主張を全文載せてくれ、クリスチャントゥデイも自らの正当性をPRできる、という互いを利用する関係がある」と語った。

原告代表者らが「信仰を秘して」通った淀橋教会が属するウェスレアン・ホーリネス教団の対応にも注目が集まった。

最後に根田氏は「今回の判決では、山谷氏の訴訟が援用されたり、ブログ作成者の謝罪が本人の意志ではなかったことが認められた。2人は沈黙に追い込まれたが、2人がやってきたことは無駄ではなかった」と強調した。

 

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