攻撃は続く 日本文化に注目 ウクライナ船越宣教師レポート

国連で各国のリーダーの演説が注目される中、ウクライナ・ゼレンスキー大統領は、米国・トランプ大統領と9月23日、会談をした。ウクライナをめぐる各国の対応が動く中、ウクライナの宣教は進む。現地宣教師、船越真人・美貴夫妻が、レポートする。

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いつもウクライナを覚え、オデッサでの宣教のために祈り、支え続けてくださっているみなさまに心から感謝をしています。
ロシア軍によるオデッサをはじめとするウクライナ各都市へのミサイル・無人爆撃機での攻撃は断続的に継続されています。また、ヘルソンにおけるドローンでの爆弾投下による民間人への攻撃は継続されており、危険極まりない状況が続いています。(オレグ牧師家族は現在、他の教会員たちとともにリヴィウ州におられ、今後の働きについて模索をしています。ただ、ヘルソンがどうなるのかがまったく分からないため、しばらく時間がかかると思われます。)私たちは以前のようにヘルソンの街の中に食料支援物資を届けることができなくなっているため、現在は、ポサド・ポクロフスケ(ヘルソン市から約17km。アンドレイ・アーニャ牧師夫妻)に物資を届ける形でHOPEヘルソンを継続しています。(HOPEニコラエフも継続しています。)


9月23日、トランプ大統領はゼレンスキー大統領との会談の後、「(ウクライナは)全土をもとの形で取り戻すことができる」と自身のソーシャルメディアに投稿しました。これがいったい何を意味し、今後の戦況にどう影響するのかはまだ分かりませんが、戦争終結に向かって状況が動くことを心から期待したいと思っています。


HOPEソルジャーズも継続中です。ビタリクという帰還兵は毎週、礼拝に集うようになっています。また、タラスという帰還兵とその家族との聖書学び会も継続することができています。訪問する病院では毎週たくさんの負傷兵の方々に接し、彼らの体と魂の回復、救いのために祈っています。この働きを通して永遠のいのちを受け取る兵士たちが一人でも多く起こされますように、続けてお祈りください。


ニコラエフ方面の部隊で軍務についているイリヤ兄(24歳)は、駐屯地の近くにアパートを借りて、そこで妻のクスーシャと住むことが許可されました。したがって、クスーシャ姉は10月からそちらに引っ越します。今まで賛美の奉仕を続けてきた彼女を送り出す寂しさはありますが、2年前の結婚式直後から、ほぼ別々の場所での生活を強いられてきた彼らが、今ようやく夫婦として一緒に暮らせ、そこで助け合い支え合いながら、家族として成長できることを心から願っています。また、9月25日に、マーシャ姉(20歳)は約10か月間の予定でクロアチアに留学に行くこととなりました。こちらも私たちにとっては少し寂しいことですが、彼女がクロアチアで必要な訓練を受け、クリスチャンとして成長することを願っています。彼らのためにお祈りください。


私たち(真人、美貴、勇貴、サーシャ)は9月からオデッサ市内の二つの大学で日本語を教えています。この活動を通して、大学生たちが教会に、そしてイエス・キリストとの関係へと導かれることを切に願っています。祝福をお祈りください。


10月2日から9日まで、私たちの派遣教会(加古川バプテスト教会)から三名がオデッサに来てくれます。10月4日には、私たちと日本語を学んでいる大学生を対象とした「日本文化フェスティバル」を行い、その三名が活躍してくれることになっています。


そして10月5日に、勇貴の按手礼式を行います。(この式にはオレグ牧師も参加してくれます。)この按手式が主の栄光を表す式となるようにお祈りください。
10月5日の夕方には、戦没兵士家族(女性たち)を対象としたコンサートと、食料配布、フェローシップ・カフェを行います。祝福をお祈りください。


ウクライナという国も、また私たちの教会も、状況が激しく揺り動かされる状況が続いていますが、そのような中で、決して変わることのない主のみことばにかたく立って、神の力である福音に生かされ、その福音を力強く宣べ伝える教会として、主の希望の光を放ち続けることができるように、どうか続けてお祈りください。


いつもウクライナ、オデッサ教会のために熱く祈り、支え続けてくださっているみなさまに心から感謝しています。みなさまの上に主の祝福が豊かにありますように、心から祈っています。

船越真人・美貴

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