三浦綾子 電子全集が完結--小学館で体験型展示

 キリスト教信仰を描いた小説家三浦綾子の生誕90年、小学館創業90年を記念して小学館が、昨年、配信を始めた電子書籍版の文学全集「三浦綾子 電子全集」が6月末にすべての配信を終えた。これを記念し、「三浦綾子 電子全集」完結記念『電子書籍展』が7月7 日(日)~21 日(日)に北海道旭川市の三浦綾子記念文学館で開催される。電子書籍の展示は国内の文学館では初の試みだ。
 展示ではパネルとモニターで電子書籍を解説。説明員による説明があり、端末機を手にとって読むことができる。
 小学館の文芸部門は大手出版社の中では後発だったが、三浦綾子の最晩年作『銃口』(1994)が単行本・文庫合わせて約50万部売れた。近年小学館は文芸作品でヒット作が続くが、これらのきっかけを『銃口』が開いたという認識がある。
 三浦作品は通算約4千300万部読まれてきたが、絶版も多かった。電子全集によって全80作品91点が復活した。電子書籍専用端末、スマートフォン、タブレット端末、パソコン、携帯電話などで読める。価格はすべて1点525円税込。
【髙橋良知】
 小学館ebooksサイト内に特設ページがある。http://ebook.shogakukan.co.jp/miura-ayako/