家族問題への取り組み急務 いのちの電話相談員不足

「今後も電話相談は、良い聴き手、というだけでなく、思いやる心を大事にしていきたい。今必要に感じるのは自死遺族や引きこもり家族など、家族の悩みに直接働きかけることです」 同事務局の郡山直さんは、いのちの電話の現状について、「相談者も相談員も高齢化している。最も多い40~50代の悩みは、子どもの引きこもり、親の認知症、自分の仕事のことなど、家族問題が多い」と話す。

齋藤友紀雄氏逝去 「いのちの電話」に尽力

日本の「いのちの電話」設立にかかわり、自殺予防に尽力した齋藤友紀雄(さいとう・ゆきお)氏が2月25日、逝去した。88歳だった。告別式は、3月5日、東京・杉並区…

特集 心の相談 居場所

近年「減少傾向」とされる自殺者数の中にあっても、若者の割合は高い。ただ問題は数字に表れる部分だけではない。相談事業や居場所づくりの働きで、人々に寄り添い続ける…