11月4日号落ち穂

 「初めての人が教会堂に入って来た時、その人の居場所が必要なんです」。教会建築をたくさん手掛けてきたある建築士さんの言葉を思い出した。その新築の教会堂には、確…

10月28日号落ち穂

ネット・ニュースで、宗教弾圧の現場が世界中に流されるようになった。最近、見たのは中国の河南省南陽市の光彩教会が宗教事務局によって急襲され、聖書や讃美歌が無残に…

10月21日号落ち穂

 10月6日、大阪の北浜にある料亭“花外楼”で「西郷隆盛・愛とゆるしの生涯」との題でお話をする機会があった。“花外楼”は、創業が江戸時代にまでさかのぼる老舗料…

10月14日号落ち穂

 「すべての人々に“何もかも”はできなくとも、誰かに“何か”はきっとできる〟。この言葉を残したアメリカ人宣教師ボブ・ピアスは、第二次世界大戦後、中国で出会った…

落ち穂

 1868年、鳥羽伏見の戦いが始まった時、会津藩の山本覚馬は京都に滞在しており、彼もこの歴史を変える戦いに出陣。だが薩摩藩を主力にした新政府軍に敗れ、覚馬は京…

落ち穂

 今年、65周年を迎えた「こころの友伝道全国大会」が8月末に伊豆長岡で開かれた。筆者は、50年前のこの全国大会に初めて参加し、そこで、全国家庭文書伝道協会の田…

9月23日号落ち穂

 紀元67年、ローマの街を大火事が襲った。皇帝ネロはキリスト教徒による放火とし、首謀者はタルソ出身のパウロだとして、彼を逮捕した。獄に入れられたパウロを医者ル…

落ち穂

 「信仰に生きた一人の人間の全体に対峙することによって、聖書の教えが抽象的、観念的なものでなく、心とたましいを、生きた神に向わせるものであることが分かってきま…

落ち穂

 今年は明治維新150年、この時代の転換点は日本にとって必然だったのか否か——今、歴史の問い直しがなされている。ところで、慶應2(1866)年、薩摩・長州両藩…

8月26日号落ち穂

 NHK大河ドラマ「西郷どん」を観る楽しみの一つに、登場人物とキリスト教との関係がどう展開するのかがある。8月12日に放映された「西郷どん」30話は、いよいよ…