3月4日号落ち穂

 金日成の母親は、敬虔なクリスチャンだった。その信仰を受け継いだ金日成も十代の頃には長老派教会に通い、礼拝の奏楽者として奉仕したことがあった。当時、平壌には多…

落ち穂

「フェイクニュース!」トランプ大統領が連発し有名になったこの言葉。ネット上で相手を貶める決め台詞だ。だが「フェイク(偽)」と言う当人が実は虚偽を流布し世論を撹…

2月18日号落ち穂

 イギリスの元・陸上選手で、1924年のパリ・オリンピックで400mの金メダリストになったエリック・リデル。その波乱の生涯は、映画「炎のランナー」でも描かれた…

落ち穂

 朝のNHKテレビ番組「あさイチ」でちょっとした感動の場面があった。その日のゲストは世界的指揮者の小澤征爾氏、ラフなスタイルで、これまでの音楽人生をざっくばら…

落ち穂

 「自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5・44)。この主イエスの言葉ほど、私たちの、日常生活の中で現実化していない言葉もないかも知れ…

落ち穂1月28日号

 2018年は、いわゆる「明治」元年(1868年)からちょうど150年を迎える。大河ドラマ「西郷どん」も明治維新を意識して、その歴史的意味を西郷隆盛という人物…

落ち穂

 今から50年前、中国全土に文化大革命の嵐が吹き荒れた。紅衛兵たちは毛沢東を神のように崇め、労働に出かける時には毛沢東の肖像画を拝んだという。現地で、元紅衛兵…

落ち穂

 「人々が集い、祈りを捧げる場としてつくられている教会建築の仕事は私にとって、“永遠の建築”にもっとも純粋なかたちで向き合うチャンスです。中でも、1989年に…

落ち穂

 遠藤周作氏との出会いは47年前に遡る。当時、劇作家・矢代静一氏の記念会に招かれた筆者は、会場で三浦朱門氏や遠藤周作氏と親しくお話をする機会が与えられた。最初…

落ち穂

 来年1月から放映される大河ドラマ「西郷どん」の原作となる小説『西郷どん』(林真理子著、角川書店)を読んだ。期待したのは、西郷隆盛とキリスト教についてのエピソ…