【高齢者特集】口に出ない〝心の声〟を傾聴 沖縄 北中城若松病院

特定医療法人アガペ会 北中城若松病院(沖縄県中城郡北中城村)では、おもに高齢者を対象とした病院と、付属する組織「チャプレン室」とが、分かち難い一つのわざをなしている。 若松病院の高齢者医療の中核に、認知症ケアがある。認知症には、言動ともに意思表明が難しくなってゆくという苦悩がある。その苦悩もまた伝わりにくい。そうした「スピリチュアルペイン」のケアを行う組織がチャプレン室だ。現在では5人が在籍。若松病院ではチャプレンの働きを、「療養者を支える」、「療養者の家族を支える」、「職員を支える」の三本柱だとしている。 療養者個別のケアは、チャプレンの働きの中核をなす、、、、、、、

【高齢者特集】その人だけの尊い人生 大阪 シャローム「晴れる家大仙公園」

大阪府堺市のシャローム株式会社(俣木泰和社長)が運営する2022年に開業の住宅型有料老人ホーム「晴れる家大仙公園」は、「晴れる家」シリーズ六つ目の施設だ。鉄骨造五階建て、個室と夫婦部屋合わせて70室。要介護1からが対象だが、夫婦部屋はどちらかが元気でも共に入居できる。24時間看護師常駐で、軽度から看取りまで医療処置が必要な人も安心して暮らせると、利用者や家族から喜ばれている。 花咲く屋上ガーデンテラスは6号館の自慢の一つ、、、、、

【高齢者特集】〝私よりも経験豊かな方々〟と 神奈川グループホーム シオン相模原

神奈川県相模原市の住宅街の一角に認知症専門の「グループホーム シオン相模原」(NPO法人シオン相模原)がある。一階キッチン併設のリビングが、利用者の憩いの場だ。 「ご飯食べた?」。職員がゆっくり話しかけると、利用者はこくりとうなずいた。はっきりした言葉での返答はなくても、そばに職員は居続けた。部屋には表情豊かな似顔絵が張り出されている。これらは利用者で元小学校の先生が描いた。「ささっとすぐに描かれるんです」と同ホーム長の深澤江い子さんは尊敬のまなざしで語った、、、、、