「第31回英連邦戦没捕虜追悼礼拝」（同実行委員会主催）が８月２日、神奈川県横浜市保土ヶ谷区の英連邦戦没者で開かれた。マッテヤ大森明彦氏（日本聖公会東京教区司祭）がルカの福音書13章24節から「平和を求める『狭い戸口』」と題し、「追悼礼拝は私たちに与えられた『狭い戸口』。私たちは犠牲者たちの墓の前で良心を自覚し、被害者に謝罪し、和解を願い、共に平和を求めて歩み決意を新たにする。呼びかけ人たちの志を受け継ぎ、勇気をもって狭い戸口へ向かいたい」と、追悼の辞を述べた。また、実行委員会青年代表として渡健太郎氏が「戦争を生み出すものとは」と題して挨拶。「他者に対して敵意を持つことから戦争が始まる。追悼礼拝は、自分の中の敵意を手放す場だ」と語った。当日は来賓としてオーストラリア、カナダ、イギリス、オランダ、ニュージーランドの大使館付武官、英国在郷軍人会東京支部副議長が参列した。
今回の追悼礼拝に合わせ、同実行委員会は『「英連邦戦没捕虜追悼礼拝」30周年記念誌─私の戦後80年─』を発行。第１章「私の戦後80年」に牧師や報道関係者、高校生など7人が寄稿。第２章は第21回から30回までの追悼礼拝の記録を掲載している。（詳細は紙面で）
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