『内村鑑三問答』『しずけき祈りのなかで』『祈りのレッスン』『ユダヤ教の祈り』

 内村研究70年に及ぶ著者が、問答形式で内村の多様な側面を浮かび上がらせる『内村鑑三問答』(鈴木範久著、新教出版社、2千970円税込、四六判)。一次資料に忠実な内容で、内村の肉声を感じさせ、今回初公開の資料もある。「不敬事件」や非戦論など、日本史上の重要なトピックもあれば、交友・絶縁関係に関わるもの、「桜の花に何を思ったか」、「一生貧しかったか」、「ユーモアを解したか」など興味深い内容もある。著者は無教会は「弱者のための教会」という理解を深めている。


 『しずけき祈りのなかで― 病いを授かって』(高松均著、ヨベル、千430円税込、四六判)は著者が無教会系の聖書集会で語った生活感話集。著者は21年にパーキンソン病と診断。落胆したが「病中の天職」(内村鑑三)に気づき、弱者の視点で、聖書、先人の言葉に注目する。コロナ禍の状況も内省し、「祈りは非接触の恵み」と勧める。


 『祈りのレッスン 信仰生活ガイド』(柳下明子編、日本キリスト教団出版局、千540円税込、四六判)は呼吸や対話、罪の告白、嘆願、とりなしなど、様々な祈りの在り方を解説し、主の祈りをはじめとする、祈りの遺産を振り返る。多様な教派の実例の比較、祈祷会の魅力、霊的生活の方法なども伝える。


 『ユダヤ教の祈り 祈禱文と解説』(吉見祟一編訳、教文館、2千860円税込、A5判)はユダヤ教で伝承されてきた主要な祈り100余りを、朝夕、安息日や祝祭、贖罪、食べ物、葬送、などの分類で整理して紹介する。キリスト者も心を合わせられる内容も多い。復活信仰が祈られていることも興味深い。ナチス迫害記念日やイスラエル国独立記念日の祈祷文も収録する。

【リニューアルのご案内】

以下リニューアルのご案内です。電子版購読中の読者の方につきましては、2か月としていた移行のための無料期間を【3か月】(9月末まで)といたします。

リニューアル号2025年7月より

2025年7月より

電子版:速報・詳報記事を随時掲載

紙面ビューアー

※バックナンバー閲覧可能

紙版:月2回発行

■購読料

紙版(送料込)

月額1,226円(オンライン申込・限定クレジットカード支払いのみ)

6か月6,756円※本紙代が10%お得です

年額1.3512円※本紙代が10%お得です

電子版

月額900円(税込)

年額10,300円(税込) ※毎月払いより約5%お得です

紙・電子併読版(紙版の年額+2500円で電子版併読が可能です)

月額1,400円(税込)

年額16,000円(税込)※毎月払いより約5%お得です

■リニューアル記念購読キャンペーン(受付期間:7月1日~10月31日)

・キャンペーン期間中、新規年間購読(紙・併読、電子)の方には、柏木哲夫著『幸せのかたち』をもれなく贈呈(書籍はご入金確認後、発送は9月末以降を予定しています)。

・新聞の無料試読特典(紙版1か月、紙・電子併読1か月、電子版2か月)がございます。

■電子版購読済みの方

現在の購読プランを【3か月間】(※変更)の無料期間に自動移行させていただきます。

(無料期間:2025年7月1日~【9月30日】(※変更)まで)

大変お手数ではございますが、決済方法の変更のため、

無料期間のうちに下記の新ご注文受付サイトより、

ご希望のプランの再注文手続きを頂けますようお願い申し上げます。

※無料期間中のご注文の場合、最初の課金日は無料期間終了後の10月1日になります。

※無料期間中のプラン変更(電子版→併読版など)は、無料期間終了後に反映されます。

■新ご注文受付サイト(新サイト開設と同時に開設)