神道や日本のナショナリズムをキリスト教信仰と融合させようとした動きが戦前にあった。本紙提携の米国誌「クリスチャニティトゥデイ」がシリーズで掲載した記事の一つ。『戦時下の教会を知ろう』著者で、東京基督教大学特別教授の山口陽一さんを、岡谷和作さん(英国ダラム大学博士課程)がインタビューしている。

前回
以下は記事の一部。
キリスト教と神道
日本人クリスチャンは、再び混合主義に陥らないよう注意しなければならない、と福音派学者の山口陽一氏は警告する。
クリスチャニティトゥデイは、神道や日本のナショナリズムをキリスト教信仰と融合させようとしたクリスチャンの動きの始まりと、現代日本の福音派が神道的風習に関して直面する闘いについて、東京基督教大学国際宣教センターの山口陽一センター長にインタビューした。
日本のクリスチャンや教会は、過去に神道とどう関わってきましたか?
19世紀半ばにプロテスタント宣教師が初めて来日した時、神社は偶像であると教えました。初期の日本人クリスチャンはこの見解を受け入れ、地元の神社参拝といった神道の慣習に参加するのを拒みました。
しかし、神道信仰とのこうした度重なる対立を通じて、日本人クリスチャンは考え直すに至ります。先祖崇拝や天皇崇拝などの神道の伝統的価値観は、本当にキリスト教信仰と相容れないのだろうかと。
日本的キリスト教運動は、明治初期に始まり、第二次世界大戦終戦まで続きましたが、神道およびナショナリズムをキリスト教信仰と融合させようとしました。この運動の主唱者は、神は欧米の侵略に対するアジアの保護者として日本を選んだのだと考えました。中には、神道の価値観はキリスト教を通して完全に実現される、あるいは日本の天照大神はイエスであり、したがって天皇はキリストの子孫だとまで主張する人もいました・・・
続きは、「クリスチャニティトゥデイ」記事から。
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