12月15日の夜、京都YMCAを会場にして、「ブルークリスマス礼拝 喪失とともに生きる」がありました。「ブルークリスマス礼拝」というのは、マタイの語るクリスマスの悲しみの物語をベースとした礼拝です。喜びと賑わいで満ちたクリスマスではなく、大切な人を亡くしたり、生活が困窮したりして、苦しみや悲しみの中にある人々と共に主イエスのご降誕の意味を感じる時間です。
日本基督教団京北教会の馬場詩織牧師が神学生小野寺美穂さんや有志と協力して、今回京都で初めて行われました。カトリックの方が司式をし、聖公会の方が詩編を唱え、エキュメニカルな会となりました。馬場牧師は名古屋の笹島で路上生活者・日雇い労働者とともにこのブルークリスマス礼拝を続けてきた経験をお持ちです。
参加者20名ほどが、暗い部屋の中でペンライトの光をともして、礼拝をまもりました。聖書朗読や讃美歌に続き、「沈黙」の時間、「わかちあい」の時間がありました。
「わかちあい」の時間では、参加者の中から何人かが自分の体験や思いを話しました。参加者の一人アメリカ人画家のラモネさんはご自身が描いた「ガザのイエス」の絵を示して、歌を歌われました。

互いの想いを認め、自分自身の気持ちを正直にみつめるこのブルークリスマス礼拝の意味の重さを感じました。
(レポート・鳥井新平=日本基督教団・近江平安教会牧師)
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