来年9月に開かれる第七回日本伝道会議(JCE7)を前に、「宣教フォーラムin岐阜~JCE7一年前キックオフ大会~」(同実行委員会、JCE7開催地委員会、日本福音同盟宣教委員会共催)が、本会議開催地の岐阜市、長良川国際会議場(オンライン併用)で9月19、20日に開催された。日本宣教の各テーマが紹介されるとともに、来年作成予定の宣言文「一次案」も発表され、意見が募られた。【高橋良知】

 

同フォーラム期間中は、大型の台風14号が日本列島を襲い、交通機関の乱れがあったほか、同フォーラムも、19日夜の夕食会が中止になるなど影響を受けた。オンライン参加に切り替えた人もあったとみられ、来年同時期に開催されるJCE7への予行演習にもなっただろう。

19日午後は、フォーラムでの報告に先立ち、JCE7開催地委員会による「プレ東海フェスティバル」が開かれた。フォーラムでは、前回JCE6から継続する各プロジェクトの報告とともに、在日外国語教会と日本人を中心とする教会との宣教協力の事例が紹介された。

 

◆JCE7宣言文「一次案」 「『おわり』から『はじめる』私たちの祈り」

JCE7では、諸団体や地域の宣教ネットワークに呼びかけて、集めた「声」をもとに、「草の根的」に宣言文を作成する。今回のフォーラムではすでに集まった「声」をもとにした「一次案」が発表された。

今後「一次案」について各地区で開催される予定の集会で意見を収集するほか、オンラインフォームでも意見を集める。

「一次案」は「祈り」の形式で、「この時代のなかで」「教会のなかにある混乱」「3・11 を経て」「コロナ禍を経て」「地域教会と宣教」「『日本』を越えて」という六つの小タイトルのもとに、国内外の状況を踏まえた内容が盛り込まれた。「『おわり』から『はじめる』ために」というテーマのもと、「アーメン。主イエスよ、来てください」という黙示録22章20節で締めくくる。

「一次案」はJCE7公式ページ(jcenet.org/jce7/)で読める。フィードバックフォームから意見を送ることができる。

2022年10月9日号掲載記事)