ウクライナの船越真人宣教師から現地の情報が10月8日に編集部あて寄せられた。一部編集して掲載する。

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クリミア大橋で爆発がありました。ロシア軍がどのような報復処置に出るか緊張が高まっています。

まだクリミア大橋の爆発がウクライナ軍による攻撃の結果だという確たる証拠はないようですが、しかしウクライナ側もこれがウクライナ軍による攻撃であったことをほのめかす情報を出しています。

(ウクライナとしては、ヘルソン奪還作戦をさらに加速させるため、ヘルソンを守備するロシア軍への補給ルートの一つであるクリミア大橋を遮断することは以前から計画されていたことでした。ウクライナは、クリミア大橋はロシアがウクライナ領クリミアとロシア領を繋ぐために一方的に建設した「違法建築物」だと見ており、何らかの形で撤去されなければならない、と言ってきました。)

しかし、ロシアは「クリミア大橋が攻撃されたら核の使用も厭わない」という強い警告を発していたこともあり、これがウクライナ軍による攻撃だと認めるとそれ相応の報復をしなければならず、まだ、その準備はできていないものと思われます。このような場合、ロシアは、ウクライナの民間施設、住宅地、インフラ設備に対する無差別攻撃を激化させる傾向があり、民間人に死傷者が増える可能性が強く懸念されます。ぜひ、お祈りください。

船越真人・美貴