置かれた地域で、「憩いの場」となる。 日本チャーチオブゴッド教団瀬谷キリスト教会

教会だがしやの様子

 毎週水曜の午後、瀬谷キリスト教会(神奈川県横浜市)の駐車場は子どもたちのたまり場となる。「教会だがしや(駄菓子屋)」の始まりは、富安敦さん、智弥さんが牧師夫妻として同教会で仕えるようになったことだった。敦さんと共に、事務として平日も教会に来るようになった智弥さん。ここに教会があるよ。いつ来てもいいよ。そう伝えたくて開いた駄菓子屋は、今年で11年目を迎えた。「地域のほとんどの子どもたちは、大体顔見知りです。悪い言葉を使っている子どもたちがいれば注意もしますし、地域で少しでも何かあれば子どもの身を守る覚悟でいます。本当に子どもたちを愛しているんです」。子どもたちからは「教会のおばちゃん」として親しまれ、保護者の間でも口コミで広がっている。「子どもたちが遊び、その後ろでは保護者の皆さんが立ち話をし、皆さんがその場をありがたいと思って来てくれる。教会の存在が自然な形で地域の中に受け入れられているというのは、考えてみればすごく感謝なことです」


 地域のために開かれた、平日の憩いの場は他にもある。第2・第4木曜開催の高齢者向けのサロンも形を変えて15年ほど続いてきた。ネイルサロンや体操教室、運動会などを行い、掲げるキャッチフレーズは「シルバーの方々の輝きをゴールドに!」。教会近くにある、地域密着型通所介護「デイサービスハレルヤ!(NPO法人せやふれあいの庭)」も、その活動から始まった。開所にあたって、教会員の数人が資格を取得。東日本大震災時には「被災者の方に何かしたい」との声が上がり、手作りのクリスマスツリーや巾着袋、ハンカチや靴下などを送ってきた。以降、村内に教会のない福島県の川内村との交流も与えられている。

瀬谷キリスト教会の会堂。教会の置かれる瀬谷区は2027年「国際園芸博覧会」の会場となる。


 第1・第3金曜夜には、3階の会堂は賛美であふれる。「瀬谷ゴスペルクワイア」は、40人を超える参加者のうちクリスチャンは一割程だ。数々の教会活動の中で歴史は最も長く、今年で25周年を迎える。
 その活動全ての共通点が「頑張ってなんとか続けてきた」のではなく、奉仕者が与えられた使命と賜物を用いて、何よりも楽しんで来たことだった。「牧師から何か言い出すというより信徒から提案をして下さる。私自身に神様から示されていたタイミングも重なるなど、これは神様の御心なんだねと、みんなでそれを受け止め、活動する中で神様の恵みをみんなで確認することがこれまでなされてきました」


 同教会の礼拝出席はおよそ70人。「日本だと中規模ぐらいにあたるかと思いますが、組織的ではありません」と敦さんは語る。

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