8月20日に開かれた、ミクタムの50周年を祝うコンサート。『賛美と礼拝セミナーBOOK』出版、「M Worship NEXT」収録完成、高叡華さん(ミクタムレコード株式会社代表取締役、フォースクエア・秋津福音教会牧師)の傘寿、と合わせた四つの感謝がささげられた。
ミクタムは、1978年に小坂忠さんと高叡華さんがふたりで興し、来年、設立50年を迎える。今回はその前祝いだが、今年は高さんの受洗50年でもある。小坂忠作品をはじめ多数の賛美で、豪華出演陣と会衆が声を一つに賛美をささげた。
ミクタム50年の歴史を駆け足で振り返る映像も上映。出会いのコンサート、ミクタムミュージックセミナー、ジェリコ・ジャパン、マーチ・フォー・ジーザス、東日本大震災の被災地の仮設住宅訪問、M Worship Projectなど、懐かしの映像と写真の数々に会場も沸いた。
小坂さんと高さんの娘、Asiah(エイジア)さんをはじめ、ゆかりのアーティストたちが、小坂忠作品を次々と歌った。
最初の演奏はユーオーディア・アンサンブル。柳瀬洋さんが、アンサンブルの始まりについて話した。ミクタムでデビューアルバムを制作。そのタイトルと、アンサンブルの名前を決める際、小坂さんの「香り」がきっかけで、聖書の中から、「最上の香り」の意味を持ちキリストについてのみ使われる単語「ユーオーディア」をメンバー全員の一致で決定した。結成38年。「恵みの雨」などをインストゥルメンタルで演奏した。

Lauren(ローレン)さんの小坂さんとの関わりは、牧師である父・アーサー・ホーランドさんが小坂さんと親交が深かったことから。「忠パパ」と呼んで親しんだこと、幼少期に見たジェリコ・ジャパンの思い出、M Worshipのチームとの交わりや分かち合いが、自分にとって大切な信仰の土台となっていること、などを話し、「だからこの道を」をAsiahさんとデュエットした。

福原タカヨシさんは「全てが美しい」を歌った。「忠先生が最後の最後まで、痛みを越えて、最善の賛美を神様に捧げる情熱を目の当たりにして、心を動かされました。自分もそのようにありたい。DNAを確かに受け取って、新たに賛美していきたい」と語った。

Asiahさんが「勝利者」を歌うと、朗らかな会場の雰囲気がピンと引き締まった。Asiahさんは「両親が、私の事故と、癒やしの奇跡を体験して、ミクタムを設立してこのミニストリーが始まった。ふたりが大事に大事にしてきたミクタムのミニストリーを、これからもたくさんのクリスチャンアーティストとともに、進めていかなければ、と思っています」と語った。

Asiahさんは、「次世代へ継いでいって欲しい」との思いを話しながら、娘のRaine(レイン)さんを紹介。Raineさんは、祖父・小坂忠愛用のギターを手に登場。AsiahさんとRaineさんの歌に、ミクタムレコードの若きウクレレ奏者JIREH(ジャイラ)さんも加わり、「I love people」を披露した。Asiahさんは「忠先生も天国から孫の成長を見て、周りの人に『俺の孫だよ!』と言っているんじゃないかなと思います」。高さんも孫の可愛さに笑顔を見せた。

2020年のコロナ禍で制約を受けた教会の礼拝賛美のために制作された、賛美の映像シリーズ「M Worship」。若い人たち皆がワーシップリーダーをできるように育てていかなければいけない、として継続した「M Worship NEXT」のメンバーらが登場。メンバーのひとりは次のように証しした。
「私はミクタムの曲で育ったので、忠先生からプロジェクトにお誘いいただいた時は本当にうれしくて、とても緊張しました。収録現場に行ったら、実は先生は大腿骨に転移したがんを切除して退院した3日後でした。先生はみんなから、座って、と言われていたけれど、立ってギターを弾きながら笑顔で賛美していた。命を削りながらも、心からの賛美を捧げていた。その姿から、イエス様が喜ぶ礼拝には犠牲を伴うときもある、と教えられました。忠先生と叡華先生のもとで学ぶ機会を与えたくださった神様に感謝しています」
高さんは傘寿(80歳)に合わせて、金色の上着を身にまとって登壇。「黄金」と訳すこともできることば「ミクタム」との呼応も感じられた。「8月に80歳になりました。モーセは80歳になって新しい使命を与えられました。私に新しい使命が来たらどうしよう、とドキドキしております」。
高さんと、同じく傘寿を迎えた舞台監督の酒井盛雄さんに、花束が贈られた。太平洋放送協会のディレクターであった当時、小坂さんがクリスチャンになったと聞き、ラジオに出演を打診したのが酒井さんだった。

高さんは「今日ここにいらっしゃる方々は、なんらかの形でミクタムに関わってきた、ミュージシャン、元スタッフ、ボランティア、そしてミクタムの音楽を聴いて育った方々。だから今日は同窓会かな、と思っております。遠慮なく一緒に歌って、楽しんでください」と呼びかけ、コンサートの聴衆は、ともに賛美をささげる会衆となっていった。
〝赤本〟や〝青本〟でもおなじみの賛美や、ルア・ワーシップの「主の約束」、Asiahの「愛の深さ」などを賛美し、最後は、小坂さんが初めて書いたワーシップソングである「子羊イエスよ」の大合唱。

出会いのコンサートでメッセンジャーを務めた関根一夫さん(ミッション・エイド・クリスチャン・フェローシップ牧師)が祈祷。「ここに集まった一人ひとりが、礼拝者として整えられ、賛美者として力を与えられ、それぞれの場所であなたをほめたたえることができますように。この国をあわれみ、ますます賛美に満たしてくださいますように」
最後に高さんが「どういう形で主が働かれるかわかりませんけれども、私たちそれぞれの場面場面で、それぞれの場所場所で、きっと語ってくださると思います。期待して新しい歩みを始めたいと思います」と語り、「主の祈り」の大合唱で終幕した。

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