牧師逮捕から4年 「中国における信教の自由」改革・長老主義の視点で松谷氏
習近平体制続投に加え、コロナ禍で統制が強まる中国。このような中、市民、信仰者の歩みに注目が集まる。
クリスマスを前にした12月9日は、中国で改革派・長老派の教会形成をしていた成都・秋雨之福聖約教会(家庭教会/非公認教会)が一斉取り締まりを受け、主任牧師の王怡牧師が逮捕(後に国家政権転覆扇動罪で禁固9年の有罪判決)された「一二・九事件」から四周年となる。
この日、日本キリスト教会カルヴァン・改革派神学研究所主催の講演会「中国における信教の自由〜改革・長老主義の過去・現在・未来~」が、松谷曄介氏(金城学院大学准教授・宗教主事)を講師に開催された。東京・新宿区の日キ教会・柏木教会とオンラインで開かれた。
中国における改革派・長老派教会の成り立ちから、日中キリスト教関係史の戦中戦後を振り返り、中華人民共和国におけるキリスト教を概観した。
改革派・長老派教会の再興とその影響についても紹介し、日本において学ぶべき信仰のあり方も問うた。
同講演主催研究所では「災禍において改革された教会」をテーマに公開リレー講座を開催。今回は第10回目。
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