商店街にクリスマスの灯 ホッと安らぐ物語を暮らしの中に
12月3日午後4時半、東京・町田市の商店街の中にあるぽっぽ町田屋外広場で開かれた、ドイツのクリスマスマーケットをイメージしたイベントで、無数のクリスマスキャンドルに灯がともされた。キャンドル制作は、町田市在住のキャンドルアーティスト丹裕子さん(単立・町田聖書キリスト教会員)らが手掛けた。通行人らは足を止め、灯をじっと眺めたり写メを撮ったりと、真冬の寒空の下、ポッと心が温まる癒やしの時間を楽しんでいた。
キャンドルアーティストの丹裕子さん(単立・町田聖書キリスト教会員)が出店したきっかけは、主催者の誘いから。「主催者の方は、ドイツに住んでいた時に目にしたクリスマスマーケットが忘れられなかったそうです。そのドイツのクリスマスマーケットを日本でも再現したいと始められ、今年で10回目です。その方がネットで私のことを知ってくださり、町田市在住ということで声をかけてくださいました」
キャンドルの約半分は丹さんがパラフィンワックスで制作した。昨年はコロナ禍でマーケットは縮小して行われたが、今年はいつもどおりに行われたこともあり、多くの人々がキャンドルの灯を見に訪れた。
お店では、蜜蝋(みつろう)で制作した手作りの小羊などが売られていた。「灯をともしてもともさなくても、ホッと安らぐ物語を暮らしの中に作れるようなキャンドルを目指して作っています」と語ってくれた。
(クリスチャン新聞web版掲載記事)