人口減少、災害、コロナ禍、戦争、カルト問題…中長期的な課題を含め、2022年も、クリスチャンにとって教会や伝道の在り方を考えさせる時となった。この時代、変わらぬ御言葉を携え、様々な領域の人と関係を築き、教会を形成し、いかに人々にイエス・キリストを証ししていくか。各神学校に教育の力点とともに聞く。

信仰と生活に関する発信 キリスト聖書神学校学生部長  大庭貴宣

 

2005年に開校したキリスト聖書神学校(以下CBS)は、これまで52人の卒業生を送り出しました。北海道から沖縄まで、日本全国から学生が名古屋にある神学校に集まり、共に学んできました。コロナ禍により、一時期、講義はオンラインとなりましたが、今は対面での学びに戻っています。教室での学びだけでなく、チャペルやランチで神学生の方々と語らう貴重な時間が与えられていることを主に感謝しています。

さて、CBSは「福音宣教の働きのために日本にいるクリスチャンを育成すること」をビジョンとして掲げています。もちろん、神学校での教育が中心にあることは言うまでもありません。

しかし、CBSはその枠を超えて、日本にいるクリスチャンの方々に信仰と生活に関する有益な情報を提供したいと考えています。そのために、先日ウェブサイトを新しくしました(https://cbijapan.org)。ウェブサイトには、「依存症の聖書的定義」や「恥の力を破る」というタイトルの記事、また、聖書的カウンセリングを教えるポール・デービッド・トリップの動画、CBSの教員による動画を提供しています。

今後も、神学生の方々はもちろんのこと、牧師、社会人、学生、主婦の方々など多くの人がより有益な学びを受け取ることができるようにと願っています。
また、CBSは出版(CBI Press)を通してもより多くの方々にリソースを提供したいと考え活動を行ってきました。これまで5冊の本を計2万冊以上、日本の教会、求道者の方々に配布することができました。これらの本もウェブサイトから情報を得ることができます。

これから新たに2冊の本を出版予定です、、、、、

2023年01月01・08日号掲載記事)