四国から次世代の声、全国へ 28日に日本伝道会議とコラボ集会開催
聖書を「信仰と生活の唯一の規範となる神のことば」と信じる福音的な教会の宣教協力のために、1974年から数年おきに開催されてきた、「日本伝道会議」の第7回(JCE7)が今年、9月19〜22日、岐阜県岐阜市の長良川国際会議場で開催される。
これに先立ち、各地域で創意工夫あふれる「プレ集会」が開かれる。その開催概要と背景の思い、期待を担当者に聞いた。
香川で「コラボ集会」
四国では、青少年を主な対象に、「あなたから始まる宣教(ミッション)!」をテーマとした、香川青年宣教大会と日本伝道会議の「コラボ集会」が1月28日に開かれる。会場は香川県高松市の高松クリスチャンチャーチ。講師は小山望さん(同盟基督・八千代聖書教会牧師)。
今回の「コラボ集会」実現の受け皿となった「香川青年宣教大会」は、香川県で20年近く継続されてきた超教派宣教協力の働きだ。
地域の次世代励まし継続する「香川青年宣教大会」
「香川県青年宣教大会は、一言で言えば、『香川の教会の一致とリバイバル』のための集まり」、と同実行委員長の山川哲平さん(日本伝道隊ハレルヤチャーチ高松牧師)は紹介する。
「福音派を中心に、地域の5~6の教会の協力で、毎年、年明けの1月、ゴールデンウィークの5月、夏休み後の9月に開催している。当初は結婚カウンセリングなどの学びをしていたが、最近は、合同賛美集会と講師を招いた集会を開いています」
プレイズ&ワーシップのスタイルの賛美を導き、コロナ禍の中断があったが、昨年5月は、長沢崇史さん(カナンプレイズチャーチ牧師)、9月にはサルーキ=(ロックバンド)を迎えることができた。
10~20代を中心に各教会からの賛美チームや合同賛美チームが集会を導く。
かかわってきた青年たちの中からは直接献身者も複数起こされた。
信徒どうしの貴重な交わりであるとともに、牧師らにとって、横のつながりの機会になっている。そのような経緯で、今回の「コラボ集会」につながった。
ビジョン「NEW NEXT NIPPON のNINAITE(担い手)」
同大会は2022年2月には、「四つのN」によるビジョン「NEW NEXT NIPPON のNINAITE(担い手)」を提示した。
①NEW(新しい賛美と礼拝の体験!)、②NEXT(次世代若者の信仰の活性化!)、③NIPPON (日本の救い!日本の地域教会の建て上げ!)、④NINAITE (リバイバルを若者が担っていく!)の四つだ。
「新しい賛美、礼拝のスタイルに出会ってほしい。地方は若者が少ないという現実があるが、集会で同世代の信仰者の姿に励まされてほしい。香川の教会のリバイバルが、日本の希望となって、『日本には香川の若者がいる!』となれば。現在は企画、運営は牧師らでやっているが、やがて若者たちが加わり、共に日本のリバイバルを担う同労者として立ってもらえればと願います」
若者の声をJCE7宣言文に
今回の「コラボ集会」のメインはグループセッションだ。ここでは若者が将来の教会に向けた夢や希望を話し合う。「JCE7担当の先生方から、作成中の『JCE7宣言文』に若者の声を反映させたいという願いを受けて企画した。自分、自分たちの地域教会から始まることがある。各教会それぞれにビジョンがあると思うが、宣教という大きなテーマに向けては、誰から始まってもいいと思う。若者たちの率直な思いを聞ければと願います」
「コラボ集会」は会場参加のほか、申込制でZoomでの参加も可能(チラシ参照)
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