牧師夫妻

ショッピングセンターやスポーツ施設でにぎわうサイアム駅から北へ一駅。十字架が目立つビル12A階(13階に相当)にバンコク日本語キリスト教会(BJCC)の会堂がある。教会学校のスペースもある。1964年に創立。タイ政府公認のタイ国キリスト教団(前出のビルが本部)に属している。

ひときわ高いビルの上層に会堂が

 

牧師のニールセン武士俣(ぶしまた)優さん=写真左=は、宣教師の志を持ちつつ、母教会の長岡聖契キリスト教会で教育主事として奉仕。2018年に日本育ちの米国人の妻のエイミーさんと結婚。妻も海外の貧しい女性のために働きたいというビジョンがあり、18年に教育主事を退職し、ビジョントリップでタイのNGOを訪問した。「BJCCに行くと、前任の先生の退任が発表されたところだった。タイ聖書福音教会(TBEC)もすでに無牧。バンコクの教会が二つとも無牧になる状況だった。私は宣教師、NGOでの働きに進むと思っていたが、無牧の教会をみて、ここでできることもあるのではないかと思わされました」

翌年早々にコロナ感染拡大が始まり、BJCCは無牧のまま配信で礼拝継続。様々な牧師とともに、ニールセン武士俣さんも礼拝説教で協力した。20年5月に牧師就任が決まったが、タイに渡航できたのは21年7月。まだロックダウン状態で、長老など数人の奉仕者とで会堂に集まり、配信を続けた。8月の就任式も配信だった。

 

礼拝の様子

 

11月からは会堂での礼拝を再開した。「半分以上の会員の顔を知らないままでした」、、、、、、、、

2023年01月29日号掲載記事)