オペレーション・ブレッシング トルコ南部で緊急支援開始
トルコ・シリア大地震発災直後に災害支援チームを派遣したオペレーション・ブレッシング(ОB)は、特に被害が甚大なトルコ南部ハタイ県で緊急支援を開始した。これまでに数千枚の毛布と数百個のソーラーランプ、食料品や衛生用品などが入った救援バッグを提供し、子どもたちにはスナックやジュース、栄養バーを配布。10トンの支援物資と食料も輸送し、同県アンタキヤの2か所で救助隊と被災者へ温かい食事を提供する炊き出しを実施している。
地元の医療機関が機能不全に陥る中、処方箋を失い病状が悪化している患者の対応や、心理的トラウマに苦しむ人々のフォローも喫緊の課題だ。ОBは医療チームによる専門的ケアも開始し、感染症も含む二次被害の拡大防止に努めている。
国際災害救援ディレクター、ディエゴ・トラヴェルソ氏は、「過去10年間続けてきた災害支援で、見たこともない甚大な被害が広がっている。被災者やチームのために祈り続けてほしい」と語った。
国際NGОオペレーション・ブレッシング・ジャパン(ОBJ)は、引き続き地震災害の緊急募金を受け付けている。
現場からの最新情報はURLhttps://objapan.org/の「緊急支援トルコ地震」をクリック。トルコ地震緊急支援募金窓口はURLhttps://objapan.org/donation/donation-ob/から。
(2023年03月05日号 02面掲載記事)