ジーザス・コミュニティ国分寺(桜井知主夫牧仕)では、2020年5月から、コロナ禍で生活に困窮した人々をはじめとして、生活困窮者に食料支援を行ってきた(21年10月24日号で既報)。教会ではその働きをさらに広げるべく、さまざまな可能性を模索している。
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─「神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。」(Ⅱコリント9章8節)
私たちジーザス・コミュニティは、スマトラ沖地震から始まって、アメリカのハリケーンカタリーナ、東日本大震災、南房総台風を通して、被災者を支援してきました。そして、上記の御言葉のとおり、神は支援の働きに恵みをあふれさせてくださいました。

支援を受けた人たちからの感想(右、左)


現在はコロナ禍を機に、生活困窮者への無償食料支援を開始し、その支援もすでに3年間継続できています。さらに、神は全国へとこの働きを展開させてくださいました。
ジム・シンバラ氏(ブルックリン・タバナックル教会主任牧師)が「神は弱さに惹(ひ)きつけられる」と言いましたが、神は社会の弱者にも惹きつけられます。「彼が、助けを叫び求める貧しい者や、助ける人のない悩む者を救い出す」(詩篇72篇12節)と書いてある通りです。
私たちが支援している生活困窮者の85%がシングルマザーです。「箱を開けて驚いた」「泣いた」「買えないものばかりでありがたい」「生理用品は非常用に取っておく」「子どもが久しぶりにお菓子を口にした」「ひととき食べ物のことで悩まずに済む」など心が痛む内容の感謝状が届きます。
私たちの教会には、毎週全国から50件ほどの支援の申し込みがあります。それに対して、15件しか支援できていません。それでも、週に約100万円を支援する規模までの働きになりました。しかし、私たちだけでは全国から殺到する申し込みに対処するには限界があります。どうぞ助けの手を差し伸べていただけないでしょうか。皆さまの近所に住む生活困窮者の情報を、本人の同意の上で紹介します。彼らの元へ皆様が支援を携え、訪れていただきたいのです。
キリストは「わたしが空腹のときに、わたしに食べる物を与え…。最も小さな兄弟にしたのは、わたしにしたのです」(マタイ25章35、40節)と言われました。その小さな兄弟について「飢えている者を食べさせ」と、食べることを第一に言われたのです。立場の弱い人たちが食べ物に困っている。これほど主イエスが関心を払われることはありません。
どうぞ、お祈りください。そして、皆様が集っている教会の方々と相談していただけないでしょうか。ご協力のほど何とぞよろしくご検討ください。感謝しつつ。─(レポート・桜井知主夫)
*詳細は教会のウェブサイトURLhttps://www.calvarykb.org/で。

2023年04月30日号   07面掲載記事)