戦没捕虜たちの碑に献花する英連邦・旧連合軍代表と追悼の辞を述べた岡田氏(右) (CWGC英連邦戦死者墓地で撮影)

「第29回英連邦戦没捕虜追悼礼拝」(同実行委員会主催)が8月5日、神奈川県横浜市保土ヶ谷区の英連邦戦死者墓地で開催された。同追悼礼拝は、戦時中、日本軍捕虜として連行され亡くなった1,800人あまりの連合軍兵士を追悼しようと、永瀬隆(元日本陸軍通訳)、斉藤和明(国際基督教大学名誉教授)、雨宮剛(青山学院大学名誉教授)の3氏の呼びかけで、戦後50年にあたる1995年から始まり、毎年8月第1週の土曜日に行ってきた。だが、斉藤氏、永瀬氏に続き雨宮氏が今年1月に召され、第1回目から追悼の辞を述べてきた関田寛雄氏(日本基督教団教師)も昨年12月に召天。奥津隆雄氏(同実行委員会代表、単立・飯能ホライズンチャペル牧師)、岡田仁氏(富坂キリスト教センター総主事)ら、呼びかけ人と関田氏らの意思を受け継いだ現呼びかけ人がすべてを執り行う初めての追悼礼拝となった。

2023年08月20日号01面掲載記事)