1月13日の台湾総統選では、与党・民進党の頼清徳氏が勝利した。一方議会・立法院は与党過半数にはならず今後の政権運営が危ぶまれる。

国際的には台湾と中国の関係に注目が集まった。台湾内においては、経済格差も課題となっており、これに注目した「第三極」民衆党に若者の票が動いたという分析がある。台湾のキリスト教メディア「基督教論壇報」は「若者」に焦点をあてて、様々な牧師の声を集めた。

劉暁廷牧師(13日)は「真実を曲げることはできないが、私たちが固執することが真実なのか単なる時代遅れの伝統なのか考えたい」「周囲の若者に注意を払い、彼らの苦悩を理解し、彼らのために何ができるか考えたい」と述べた。

松慕強牧師(15日)は「内向的な若者もいるが、90年代生まれ以降の若者は声を上げている。現在の環境や生活に満足しておらず、二大政党にも満足できず、窮地から救ってくれる英雄を求めている」「選挙後も公共的問題に敏感となり、積極的に公共的な働きをし、人々と関わる中で福音をのべ伝えたい」と話した。

 

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