福音派8教会から集まる「東神戸牧師会」は、震災30周年にあわせて「共通祈祷題」を策定。土井浩(単立・日本キリスト住吉教会)、瀧浦祈、瀧浦滋(日本キリスト改革長老・岡本契約教会)の3氏が作業にあたった。1月17日に8教会は、この祈祷題を用いて祈りを一つにする予定。祈祷題を以下に掲載。

§ § §

震災の日々から30年となりました、1月17日の朝5時46分を覚え、30年前の阪神大震災の日を共に思い出して、被災地東灘・灘などにある福音的キリスト教会として一つ心で一致して主にあって共に繋がり、万事相働きて益となるべしとの主からの諭しを覚えつつ(ローマ8・28)、そこで学んだ主体的共助精神を大切に、共に主に祈りたいと思います。

1、神への畏れ
この地での震災の日々を思い起こし、ただ主を恐れて主の御主権を告白し、そのみ前にひれ伏し、主のみ裁きに服し、主へのへり下りを心に刻み、不信仰と罪の悔改めを真に謙遜に告白し続けられるように(黙示録14・8~16)

2、終末の希望
方々で地震や戦争、迫害や異端の知らせを聞くいま(マタイ24・7~14)、主の再臨とすべての完成の約束を覚え、その時まで神戸の諸教会が希望のうちに、耐え忍びつつ福音を宣べ伝え続けられるように。

3、この街の救い
震災で主のみ力を経験した神戸の街の救いのために。この街の魂が、苦難の中にもあった主の深い御心と、キリストにある愛を知るように。この神戸の街が神さまへの扉(すなわち神戸)の街となるように。

4、この街への奉仕と証
6,434名の命に代え、犠牲者の一番多かった東灘及び近辺で生き残った私たちが、残されたものとして、高齢となっている方々を覚えて助け、また、そのほか東神戸周辺におられる被災した方々を覚えて祈り、その方々に、救い主のお招きを伝える使命を果たせるように。主が主を知らない者の働きも御心に沿って用い、主の愛とご栄光が表されるように。

主イエスキリストのみ名によって、東神戸の諸教会と心を合わせ、祈ります。