ロス山火事 (17日更新)日本語教会も不安と避難準備、信徒生活に影響
1月7日から急拡大した、米国ロサンゼルスの山火事は甚大な被害と影響をもたらしている。現地日本語教会・集会に祈祷課題を聞いた(1月16日現地時間までの情報)。
▽ロサンゼルスホーリネス教会 高木 牧人 牧師
ロサンゼルスの山火事のことで、お祈りを感謝いたします。
いっとき、避難を強いられるメンバーもおりました、今はみな自宅に戻ることができました。感謝します。
祈りの課題としては、
①これ以上被害が拡大しないように、一刻も早く火が消し止められるように。汚染された大気からも守られるように。
②被災された方々、家をなくされた方々、痛みの中にある方々のために
③今も最前線で消火活動にあたっている消防の方々のために
お祈りいただけましたら、感謝です。
▽ウエストロサンゼルス合同メソジスト教会 ベッキー・ヒラタ牧師
早朝(15日)、「荷物をまとめ、警報がなったら避難するように」と何度も各ニュースで聞かされ、心をまた引き締める一日が始まった。強風注意報が出ているからである。火事が小さくなったと思ったら広がってしまう。避難している方もボランティアヘルプに参加している。学生も大人もシニアも奉仕がしたい心が与えられている。今こそ、神様の愛と憐みを示す時だからである。空き巣を狙う泥棒も多発しているから「互いに助け合う時に、そんな事をする人は、恥を知りなさい!」と、ニュースで流れる。「正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩む」社会を主なる神様が教えている。火傷で傷ついたペットや動物が避難してきて、動物病院もシェルターもパンパン状態。感染症を防ぐため洗濯洗剤、ワイプ、スポンジ…足りない物が多い。
おびえ震える動物たちに必要な物をドネーションする声をかけようと、今、日系の若い人たちがSNSを通し動こうとしている。ああ、主の御手は動いている。主のお守りを祈りつつ。
▽ベニス・フリーメソジスト教会 大塚マリ牧師
こちらはまだ強風が続いていますが、カナダやメキシコからの救援隊も到着して火災はほぼ鎮火した様子です。時々、消防車のサイレンが聞こえます。今は復興に向けて動きだしています。これから家やビジネスを焼失してしまった方々が長い長いプロセスを経て暮らしの再建に当たっていかれます。
①彼らが忍耐を持って再建に取り組んでいけるように、周りの方々が寄り添ってくださいますように。
②火災のスピードが速かったため、沢山のペットが置き去りにされシェルターに移されています。
③飼い主のもとに無事に帰れますように。
④学校が焼けてしまい、別の学校に行かざるを得ない子どもたちのために。⑤火事場泥棒の被害がなくなりますように。
▽ウエスト・ロサンゼルス・ホーリネス教会 中島光成牧師
私どもの教会員、教会の建物等、大きな被害は今のところありません。被災された方々が支えられていきますように、 いびつに歪(ゆが)んでいる社会の悪影響が減っていきますように、 お祈りください。
▽ロスアンゼルス合同教会 日本語部秘書 並木美雪
幸いにも、ダウンタウンに位置する私たちの教会には大気汚染程度の心配で済んでおります。教会員、教友にも被災されたという情報はこちらには届いておりません。避難されている方はいらっしゃいますが、今のところ火事の範囲にはなってないようです。教会の隣が高齢者住宅で500人ほどが居住されています。灰が降る中、健康被害がないようお祈り頂ければ喜ばれると思います。同じ長老教団のパシフィックパリセイド教会は全焼いたしました。被災された方々と教会のためにお祈りください。
(2025年01月26日号 01面掲載記事)