「情報」だけでなく心に 聖書プロジェクトART BOOKでクラファン 3月1日まで 

聖書プロジェクトARTBOOKから

 

聖書をアニメーションで詳しく解説する「聖書プロジェクト」の書籍化第二弾「聖書プロジェクトARTBOOK」が制作される。前回は聖書各巻の概観の書籍化だったが、今回は、聖書の各場面や語句解説のイラストとキーフレーズを68枚厳選した=写真上参照=。

 

A4サイズで各動画への二次元コードリンクもある。視覚教材として、多様な使い方が可能だ。クラウドファンディング(URL karashi-dane.com/b-book2/)で3月1日まで支援・購入ができる。支援額は千円~10万円。4月5日の米国BibleProject創始者来日記念イベントで本を受け取り可能。

BibleProjectの映像の翻訳に携わった、聖書プロジェクトプロジェクト・マネージャーの宇賀飛翔さんは、「200の動画がYouTubeで翻訳公開されているが、3分の2が、前回書籍化していないシリーズ。これを生かせないかと思った」と経緯を話す。

収録内容は各動画シリーズに沿って「山上の説教」、「知恵の書」などの各場面や、主、愛、力、心、罪、証人、福音、などの用語のイラスト解説などだ。「線描的なものや立体的なもの、抽象的であったり、様々な色づかい、質感、スタイルのイラストがあり、幅広い年齢で楽しめます」

 

BibleProjectの意匠をこらした魅力的な映像に出会い、宇賀さんは「今までは、聖書の概要を人の脳に叩き込めば、その人に聖書の魅力が伝わると思っていたが、聖書の魅力というのは、脳だけではなく、心でも受け取ることが大事で、それは感情にも、印象にも、その人全体に響く」と実感した。

普段の生活でも、神学書やノンフィクションとともに、写真やイラストの多い本も手に取るようになったという。「開いて眺め、思いを巡らせるということも大事だと思う。世界は情報に溢れているが、本当に大事なものを伝えるためにはアートが必要。美術の賜物を与えられたアーティストが、神様の真理と麗しさを時間をかけて思い巡らした結果作り上げたこの聖書プロジェクトの作品をゆっくり楽しんでほしい」と勧める。

 

聖書プロジェクトARTBOOKから

 

言葉とイラストの組み合わせが効果的だ。今回抽出した解説文は、現代人と聖書の言葉をつなぎ、はっと気付きを与える独特の切り口のものが多い。「山上の説教」では、「寛容と赦しと正義をもって治める これがイエス流の革命です」、「主の使い」では「主の使いはヤハウェではないけどヤハウェなんです」と、動画を確認したくなるような言葉がある。

用語解説はヘブライ語の原義の広がりもとらえる。「シャローム」であれば、「多くの部分からできている複合体が完全な状態で揃っていること」、「ネフェシュ」であれば「『魂』と訳されますがその基本的な意味は『喉』」と視野を広げさせてくれる。

 

宇賀さんは、「前回のクラウドファンディング同様、期間限定で再版の予定はない。誰かにプレゼントすることも考慮して、後悔しないよう手に入れてほしい。複数支援するほど一冊ごと安くなる。クラファンによって、皆さんといっしょにつくる本となる。ぜひこのプロジェクトを成功させたい」と話す。

 

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