
連載各記事はこちら→ ・モリユリの 歌いつつ歩まん
今まで訪れた国の中で最も遠い地が、地球の反対側「ブラジル」です。苦労を重ね生きてこられた日系人の方々に日本語で福音を伝えてほしい、そんな願いを受けて、1999年、2008年、2011年と3度ツアーをさせていただきました。今回は、08年「ブラジル日本移民100周年記念」としてお招きいただいた旅での心に残る出来事を書いてみたいと思います。
ブラジルは日本の23倍もの広さがあり、南のポルトアレグレでは寒くて雪が降っていても北のベレンやマナウスは酷暑。ドイツの街並みのような場所もあれば、アフリカ系移民の町もあり、10都市でのコンサートというよりも、10か国回ったような感覚でした。世界で最多の日系人が住む国だけあって、訪れたどの町にも日本人のコミュニティーがあり、古き良き日本文化を大切にされていました。手作りのおはぎや納豆の味は、今も忘れられないです。
サンパウロ、ジアデマ……どのコンサートも現地の方々であふれ、心つないで歌いました。唱歌「故郷」を歌うと涙される人々。帰りたくとも帰れなかった日本への想いが胸に迫り、天の故郷の希望を伝える使命を新たにさせられました。
数か所のコンサートを終え、ブラジル北東部の都市サルヴァドールにある、マッタデサンジョアンという町でのコンサートのこと。日本からの宣教師、石塚惠司牧師ご夫妻が中心になってご準備くださり、500人ほどのホールは現地の方々で満席でした。開演直前、高齢の女性が車椅子で入ってこられました・・・
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