
【特集フォーカス・オン】うちの親、牧師です②
牧師の子としてではなく、一人の信徒でいたい
参加者も、スタッフも、メッセンジャーも、必ずPK(Pastor’s Kid)やMK(Missionary’s Kid)。そうでない人は、ここにはいない。それが「マッシュポテト」の集まりだ。その名の由来は、「いろんな品種のじゃが芋も、皮をはがれ、砕かれ、混ざり合い、一つの料理として神様の前に捧げられる」ことから。参加しているPKのことを「マッシュ」とも呼ぶ。
「マッシュポテト大会」の特徴は、毎回決まったプログラムはないこと。今の参加者の親世代が参加者だった頃は、集合・就寝・起床・解散の時間すらアバウトだったこともあるそうだ。そして、「裁かない、裁かれない」が昔から変わらないルールだ。
「北海道マッシュ」で育ち、現在「関東マッシュ」の中心的働きを担う山形宣洋さん(KGK[キリスト者学生会]主事)は、マッシュポテトを「自分が自分らしく居ていい場所」だと言う。「色々なものを背負いながら疲れているマッシュたちが、それを降ろして『もう疲れたんだよね』とヘロヘロになりながら集まれるような合宿として、用いられてきたんです」

■しみついた〝PKらしさ〟?
今年の夏、「関東マッシュ」は、3回目となるサマーキャンプを行った。7教団から、おもに中学生の参加者と、青年のスタッフあわせて26人が参加した。
食事の時間、中学生が多いキャンプにしては珍しく、具材がかなり余っていた。そこでスタッフからかかった声は、、、、、
(次ページで、参加したPKやスタッフたちの感想、山形さんのコメントの続きなど)
