
世界福音同盟(WEA)のボトルス・マンスール総主事は、米国福音同盟の機関紙「Evangelicals」2026年春夏号に、米国独立250周年を記念して米国の人々に宛てた公開書簡を掲載した。
7月3日、WEAは、同書簡の概要を改めて同ホームページで紹介した。以下、その翻訳抜粋。
マンスール氏は、書簡で、米国のクリスチャンによる犠牲と寛大さを称えるとともに、今後数十年に向けて「謙虚な姿勢で人々に仕え、現地の文化を理解し、単一の文化に根ざしたキリスト教のあり方をそのまま輸出することを避ける」よう呼びかけた。
マンスール氏は書簡の冒頭で、以前から自身の信仰に多大な影響を与えてきた米国のクリスチャンに対し、個人的な感謝の意を表している。宣教師の実践的な支援や寛大さ、そして米国各地で目の当たりにした「忠実な宣教のパートナーシップ」について、米国のクリスチャンを称賛した。
米国の福音派指導者や諸機関が世界に与えている影響を評価しつつ、マンスール氏は米国の教会に対し、今後50年間のさらなる成長の段階に目を向けるよう促している。彼は、教会がより「受肉的」なあり方――すなわち、謙虚に人々に仕え、現地の文化を理解し、単一文化的なキリスト教の押し付けを避ける姿勢――を持つべきだと説いている。
また、世界福音同盟の指導者である同氏は、省察すべきいくつかの懸念点も挙げた。
・「繁栄の神学」的な傾向を帯びた言葉遣い(これにより、簡素な生活や神への依り頼みを求める福音の呼びかけが覆い隠される恐れがある)
・個人主義への過度な傾倒(これにより、教会が共有する共同体中心の生活が弱まる可能性がある)
・協力関係の不足(起業家的な精神が、意図せずして、異なる伝統や国境を越えたより深いパートナーシップを制限してしまう可能性がある)
・ナショナリズムとキリスト教が融合するリスク(これにより、福音の普遍的な証しが損なわれる恐れがある)
マンスール氏は最後に、米国の独立と「キリストにあるより大きな自由」の双方を祝うよう励まし、米国の教会に対して、単に力によってだけでなく、イエスが導く場所ならどこへでも従おうとする姿勢をもって諸国民を祝福するよう呼びかけている。
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