午後６時、礼拝の時間が来た時、その村のクリスチャンは互いに挨拶をすることもなく黙って集会場に入り、各々、ひざまずいて祈り始めた。その姿に筆者は、真の礼拝者の姿を見た。今から30年前、四川省の峨眉山の麓にある村での出来事である。その村には当時600もの集会場があり、数千人の家の教会の信徒がいた◆生前、ジョン・ストット氏は、「今、中国で起っていることは、キリスト教二千年の歴史の中で最大の出来事の一つである」と語った。伝道が禁じられている国でリバイバルが起こっているのである。筆者は1979年以来、毎年、中国の家の教会を訪れ、初代教会もかくやと思える場面に何回も遭遇してきた◆2025年、この中国の聖霊の働きを日本の教会で証しする機会が与えられて、東北、関西、沖縄を中心に、50教会を訪問させていただいた。今年も、リバイバルの現場を見たものとして、証しの旅を続けたい。
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