
いつもウクライナのことを覚え、オデッサでの宣教の働きのためにお祈りくださり、ご支援くださっていることに、心から感謝をしています。
6月、ウクライナ軍はロシアの首都モスクワへの無人機攻撃を本格化させました。その背景には、ウクライナが抱える「あまりにも深刻な兵士不足」という悲痛な現実があります。 ロシア軍はウクライナ東部での攻勢を(膨大な犠牲を出しながら)引き続き強めており、その進軍を食い止めるウクライナ軍は兵士不足に悩まされ続けています。この戦争が一日でも長く続くと、さらに徴兵の手が厳しくなり、より若い命までが戦場へと駆り出されてしまうことになります(現在の徴兵年齢は25歳以上です)。
それだけは絶対に避けてほしいと願わずにはいられません。しかし、ロシアは和平交渉に耳を傾けるどころか、一歩も引く姿勢を見せていません。(今月、ロシアのサンクトペテルブルクで開催された経済フォーラムにおいて、プーチン氏はウクライナ側が提案した直接会談を拒否し、「(ロシアが)設定した目標を達成するまで(ロシアの攻撃は)終わらない」と発言し、戦争継続の意思を改めて示しました。)そんなロシアをなんとか交渉の席につかせるために、ウクライナはエスカレーションのリスクを覚悟の上で、これまで手が届かなかった首都モスクワへの攻撃に踏み切ったのです。当然、その決断には大きな代価が伴います。ロシアによる「報復」です。空爆はさらに激化し、首都キエフ、またオデッサにも今まで以上に激しい爆撃が連日加えられています。
ウクライナ東部のドンバス・ハルキウ方面では、今も激しい地上戦が続いています。ロシア軍、ウクライナ軍の双方に、毎日多くの死傷者が出ています。
勇貴は現在、徴兵委員会の士官とともに、「戦争行方不明者(何らかの理由で一定の期間以上連絡が取れず、安否が確認できなくなってしまった兵士)」と「戦没兵士(死亡が確認された兵士)」のご家族に、その兵士の現状を伝える働きに携わっています。担当しているのはオデッサ市内の限られた地域ですが、それでも毎週十数件の告知をしなければならない状況です。
それはまた、戦没兵士の家族の数が日々増えていることをも意味しています。軍病院に運び込まれる負傷兵たちの数も増えています。死傷する兵士の数が増え、最前線で現場を守れる兵士が足りなくなると、徴兵がさらに厳しくなります。そうすると、徴兵を避けている男性たちは文字通り家から出ることさえできなくなります。街から、仕事場から、そして教会からも、活動できる男性たちがどんどん減っています。本当に一日も早くこの状態に終止符が打たれることを願うばかりです。
私たちの教会から兵役に就いている兄弟たち、アルチョム兄、イリヤ兄、ヴァーニャ兄、バディン兄、そしてオスタップさん(クリスチャンではない)、また彼らの家族が主に守られるようにお祈りください。(オスタップさんの娘さんのユーリャは、私たちの教会のユースに来ています。)
教会では引き続き、「戦没兵士の家族を励ます会」を定期的に行っています。戦争で夫、息子、父を失った家族は、今も日々増え続けています。その深い悲しみの中にある人々に、教会が主にある慰めと励ましを届けていくことができるように、どうか続けてお祈りください。
また、戦争が収束した後には、帰還兵たちへのミニストリーも展開していきたいと願っています。その備えの一つとして、現在、教会に隣接する土地を使用する許可を市に申請しています。その一部については、すでに地区の区長から許可を得て使用を始めていますが、さらに広い範囲を長期的に用いることができるように、市から正式な許可が与えられることを願っています。主が道を開いてくださるようにお祈りください。
日曜礼拝では、7回にわたり「聖書が教える赦し」について共に学びました。今なお戦時下にあるウクライナの人々を思うとき、これは非常に重く、困難なテーマです。しかし、痛みや怒り、喪失という厳しい現実のただ中で、聖書の御言葉を通してこの課題に向き合う機会が与えられたことを主に感謝しています。今回共に学んだ「赦し」の原則が実際に形となり、その中心にある福音の力によって、真の解放と癒しがもたらされるときが来ることを心から願っています。
水曜集会では、これまで続けてきた「ローマ人への手紙」の学びを終え、7月からは「I・IIペテロの手紙」を学び始めます。ペテロの手紙は、試練と困難の中に置かれていたクリスチャンたちに向けて書かれた、深い励ましと希望に満ちた手紙です。この学びを通して、私たちの教会の一人ひとりの信仰がみことばによって強められ、どのような状況の中にあっても、主が与えてくださる希望をしっかりと受け取ることができるようにと願っています。どうか、この学びの上に主の祝福が豊かにありますようにお祈りください。
引き続き、「HOPEヘルソン(ポサド・ポクロフスケ)」「HOPEニコライエフ」、また「ネットを作る会」、前線兵士への支援の働きのためにもお祈りください。それぞれの働きが主に守られ、必要としている方々に、主にある希望と励ましを届ける器として用いられますように。
私と家内は、6月19日から8月3日まで日本に一時帰国し、宣教報告の働きをさせていただきます。私たちの報告のときが主に用いられ、ウクライナのために祈り、支え続けてくださっている日本の愛する兄弟姉妹にとって励ましと祝福のときとなりますように、ぜひお祈りください。
オデッサに残っている勇貴とサーシャ、オデッサ教会の兄弟姉妹が、主の御手のうちに守られ、日々必要な力と平安を与えられますように、続けてお祈りください。
みなさまの尊いお祈りとご支援に心から感謝いたします。愛するみなさまの上に、主の豊かな祝福と平安がありますように、心からお祈りいたします。
船越真人・美貴
こちらの記事もオススメです
92bdea41db51ce5
