
世界的な宣教協力の運動「ローザンヌ運動」を日本で促してきた「日本ローザンヌ委員会」は、名称を「日本ローザンヌ運動」と改める。運動体として、すでに展開している様々な活動への参加の幅を広げ、宣教協力を促していく。6月15日の日本ローザンヌ委員会総会で決定した。
「日本ローザンヌ委員会」という名称は、実際の委員から構成される委員会組織、または、日本におけるローザンヌ運動全体、と二重の意味合いで使われる場合があった。今回このような名称の在り方を整理し、日本において幅広くローザンヌ運動に参加する運動体全体として「日本ローザンヌ運動」の呼称を選んだ。これにともない組織運営をしていた「委員会」は「コアチーム」、「委員」は「コアメンバー」と改称する。
「日本ローザンヌ委員会」から「日本ローザンヌ運動」への改称は、運動への参加のハードルを下げる意味合いがある。「日本ローザンヌ委員会は、『ローザンヌ誓約』に賛同し、総会での議決権をもち、会費で支える『賛助会員』で構成されているが、『賛助会員』にならないと『ローザンヌ運動』に参加できないのではない。誰でも参加できる運動ということを言葉ではっきりさせたかった。すでに様々な活動に賛助会員ではない方々も参加しており、そのような方々全体を日本ローザンヌ運動のメンバーと捉えたい」と説明。
今年度は、賛助会員の仕組みは残し、「より運動体を支援し、参画する意思の表れにふさわしい形態」を模索する。賛助会員やより幅の広いメンバーの名称などは年度内に整理する。今年度は主事体制から事務局体制に切り替え、財政的に持続可能にしていくために、今後一年間で、ボランティアベースへの移行も検討している。
「日本ローザンヌ運動」コアチームコーディネーター(「日本ローザンヌ委員会委員長」から改称)のバックホルツ美穂さんは、2026年度の活動計画として、2024年第4回ローザンヌ世界宣教会議を受けた「世界大の協働」と「多中心の宣教」の二点で展望を語った。
「世界大の協働」について、国際ローザンヌ運動では、大宣教命令の達成と宣教の現在地とのギャップとして、25の宣教課題を大会中に扱ったが、その後もアクショングループが立ち上がり2050年をめどに活動が継続する。「日本国内の協働にとどまらず、世界と協働していく時代にすでに突入」と認識しつつ、日本の文脈での優先課題に取り組みたいとした。
「多中心の宣教」について、北米に限らない宣教の担い手が世界にある現状を踏まえ、「世界において、日本も一つの中心として貢献していけることを示唆しており、日本においても、複数の文化、言語、世代、地域、課題グループという中心が、それぞれ貢献しつつ、相互にリソースを提供・受領しながら、宣教を共に前進させていく未来が示唆されている」と述べた。
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