大阪ケズィック・コンベンション60周年

期待される次世代継承 大阪ケズィック・コンベンションは、今年60周年を迎えた。これを記念して同60年記念誌編集委員会編纂『大阪ケズィック・コンベンション60年…

二重被害の爪痕生々しく 「ポンプのおかげで地域の人たちがお風呂に入れた」 能登半島地震

梶山直樹氏(ニュータウンカルバリーフェローシップ牧師)は、発災直後から物資支援を続けていた。ホテル海楽荘もその一つだった。「ここは9月の豪雨前も水がストップしたままだった。珠洲からの水道水ではなく、山の水を三つの建物に分けていた。トンネルも土砂崩れで埋まったままで、復旧が1年以上できていない状態。2、3日前、奥様に聞いたら、やっと電気が通ったと言っていた」 「お風呂を数千万円かけて直し、入浴再開の準備を進めていた矢先の豪雨災害だった」とも語る。「オーナーのご主人が泥水に巻き込まれた。松の木にしがみついた奥様が懸命に右手を差し伸ばしたが、あと10㎝及ばず、ご主人は流されていった。4日後、ご主人は近くの岸壁で遺体で発見された」

迫害の国で神の御業を待ち望む パキスタン宣教報告

先日、米国の迫害監視団体オープン・ドアーズの報告書「ワールド・ウォッチ・リスト2025」が発表された(2月2日号、2月9・16日号で既報)。そのうち、世界で8番目に迫害が深刻というパキスタンで宣教の働きを進める藤正信氏に、現地の状況を報告していただいた。  記・藤 正信(あどない・いるえ伝道協会 代表伝道者)

対立の中における公共神学 イスラエル紛争で論稿・声明 解説・稲垣久和

災害支援や福祉において、「公共神学」が注目されてきた。日本において公共神学の推進的役割を果たしている稲垣久和氏が、世界の公共神学の動向を伝える。特に昨年11月に刊行された国際雑誌「国際公共神学」(International Journal of Public Theology、以下「IJPT」)では、「対立における公共神学」というテーマのもと、論稿と「イスラエル/パレスチナに関する声明」が発表された。合わせて稲垣氏が解説する。