【放送伝道特集】「一人ひとりをどれほど大切にできるか」 日本キリスト改革派教会 ふくいんのなみ

 日本キリスト改革派教会(RCJ)大会メディア伝道局による「RCJメディア・ミニストリー」は、宣教活動のウェブサイト「ふくいんのなみ」を、インターネット黎明(れいめい)期の1997年より開設している。聖書日課、教理の学びの連載、そしてラジオ番組のアーカイブ提供、ネットラジオの配信など、活動内容は多岐にわたる。  1951年に日本での民間ラジオ放送が始まると、52年には、米国南長老教会に協力し「キリストへの時間」を放送開始。日本各地へ放送網を広げた。その後、中部中会や他教団の教会などが合同でCBC中部日本放送での放送を、西部中会がラジオ関西での放送を引き継ぎ、それぞれ番組制作を開始。大会メディア伝道局は高知放送での制作と放送を引き継ぎ、近年、南海放送でも放送を始めた。同じ番組名で、各地域が独自の内容を制作しているのが特徴的だ。

【放送伝道特集】いつ芽が出るかわからなくとも 「まことの救い」「イエス!You CAN」万代栄嗣さん

 1968年に始まり全国約10局で放送する「まことの救い」と、99年に愛媛県・南海放送で始まった「まんだい・えいじのイエス!You CAN」。スタイルの違う二つの地上波ラジオ番組で発信する万代栄嗣さん(日本福音宣教会・松山福音センター牧師)に放送伝道への思いを聞いた。  「まことの救い」は、賛美歌・聖歌、聖書メッセージ、祈りで閉じる10分番組。先代牧師で父の恒雄さんが始めた。当時すでにテレビはあったが、ラジオの影響力も大きく、テレビより資金面のハードルは低かった。恒雄さんは、海外からの献金で放送伝道に携わった経験があるが、高度成長期でもあり、「海外の資金に頼らず日本人の手で日本人の救いのための働きをしなければならない」という使命感をもった。  放送を始めたのは、大阪の放送局朝日放送だった。「父は各地で巡回伝道師の働きをしていましたが、特に関西で呼ばれた。一回伝道集会すると、20人も30人も救われるということが当時はあった、、、、