未来を創る子どもに向き合う「わいわい児童クラブ」 茨城YMCA 30周年

 「♪♪日々の糧を 与えたもう♪♪…」。子どもたちの元気な賛美と、お祈りの声が聞こえてきた。ここは茨城県つくば市にある茨城YMCA東新井センター「わいわい児童クラブ」。学童保育に集う子どもたちが、おやつの時間になったようだ。「子ども子育てはYMCA」を掲げ、設立当初から地域の子どもたち、親たち、家庭とともに、そのかたわらを走り続けてきた働きは今年30周年を迎えた。隣人に寄り添い、その必要に応えようとして少しずつ広がってきた活動は、さらに社会福祉法人取得、新保育園建設と、新たな一歩を踏み出そうとしている。

【特集 教会を生かす実務・法務】「〝遺贈寄付〟の関心が高まっている」 教会と日本宣教に役立てるために

教会や慈善団体など公共性のある団体へ寄付する「遺贈寄付」が広がっている。しかし遺言書作成などが煩瑣(はんさ)でトラブルが起きる場合もある。キリスト教NGOで「遺贈寄付」に取り組む崔信義(さい・のぶよし)弁護士=写真=に、注意点や今後の展望を聞いた。

【特集 教会を生かす実務・法務】保険は1教会負担額減らせる一括加入で

近年、地球温暖化の影響により、水害、風害など災害が多発するようになった。そんな時代、保険各種を上手に活用することで、少しでもダメージを和らげることができる。そんな保険を教会実務の中にどう取り入れればいいのか。東京・台東区の合羽橋にオフィスを構える、生命保険、損害保険、コンサルタント&代理店の株式会社iPlan代表取締役社長は橘智(たちばなさとし)さんに話を聞いた。 iPlanでは現在、二つの教団、146の教会を顧問先に持つ。言わば、教会のことをよく知る保険代理店だ。橘さんは、保険を教会に役立てるためのアイデアとして二つ挙げてくれた。

【特集 教会を生かす実務・法務】牧師は「献げもの」だけで生活? 

教会でお金の話はタブー視されがちだ。お金に関する社会制度の知識は、教会の健全な運営のために必要だが、忌避されることもある。牧師の生活など、「召しを受けて遣わされた以上、献げられたものの中で立てるもの」と、課題は見えにくくなっている。「行政書士・社会保険労務士事務所えみたす」の大森絵美さん、謙治さんに、解決のヒントを聞いた。

8・15特集 ミサイルよりもおむすびを 寄稿・岡田有右

寄稿・岡田有右(バプ連盟・那覇新都心キリスト教会協力牧師) 遺骨収集ボランティア具志堅隆松さんの映画「骨を掘る男」が全国上映中だ。辺野古新基地建設の埋め立てに、沖縄戦の激戦地南部の遺骨混じりの土砂を用いることに、彼は「死者の霊を冒涜することだ。二度命を奪うことになる」と訴える。県庁前でのハンガーストライキでは、知事に向かって「助けてぃくみそ~れ(助けてください)。これはあの日奪われた命の叫び、遺骨の叫びです。知事よ、あなたには止めることのできる権限がある。助けてぃくみそ~れ」と、マイクで叫ぶ。