日朝交渉も「神の時が来れば変わるかもしれない」--横田早紀江さんを囲む拡大祈祷会で語る

北朝鮮による拉致被害者らの再調査が進展しない中、日本政府は10月27日訪朝団を派遣。28日、平壌での北朝鮮特別調査委員会責任者との面会で、「日本としては拉致問題の解決が最優先」との立場を伝えた。そんな中、
「第14回横田早紀江さんを囲む拡大祈祷会」が10月16日、東京・千代田区神田駿河台にお茶の水クリスチャン・センターで開かれ、拉致被害者・横田めぐみさんの母早紀江さんが証しを、西岡力氏(「救う会」会長、東京基督教大学教授)が状況報告を、國分広士氏(JECA・中野島キリスト教会牧師)がメッセージをした。
「素晴らしい賛美で胸がいっぱい。めぐみちゃんも歌が好きでいつも歌っていたので、賛美歌を歌ってあげたい…」。音楽ゲストの永島陽子さんの賛美を聴き、早紀江さんはそう漏らした。「先が全く見えなかった20年間、神様に鍛えられた。御言葉にいつも立ち返らせていただき、今日まで歩んで来た」と早紀江さん。「今、日朝交渉が行われているが、神の時が来ればものすごい勢いで変わるかもしれない。外務省が先走って向こうの言いなりにならないよう、拉致被害者全員が必ず帰れるようにと願っています」と語った。
西岡氏は「日本並びに世界が行っている経済制裁で外貨がなくなってきた」と、北朝鮮の現状を説明。「韓国、アメリカに接近するには核開発を止めないといけないが、日本は拉致問題で交渉の余地がある。向こうがそう判断して交渉が始まった」
「北朝鮮は拉致が解決すれば一定の外貨が入って来ると思っている。拉致がなくても外貨が入って来ると思われたら失敗だと思い、祈りつつ対処している」と西岡氏。「早紀江さんは、嵐の中の船にイエス様が乗っていると言う(マルコ4・35〜41参照)。今私たちは嵐の中にいるが、神様の御業は進んでいる。向こう岸にはめぐみさんたちが待っていると信じる。この船にイエス様が乗っているという信仰をもって、私は私のできることをしたい」と結んだ。
國分氏はヤコブ5章13〜18節から「苦しむ者は祈りなさい」と題してメッセージ。「聖書は苦しみをマイナスだけで捉えてはいない。苦しみは神の素晴らしい救いに至るまでの期間、真の神に向かわせるためにある。横田姉妹もイエスを信じるきっかけは苦しみだった」
「聖書は苦しんでいる者は祈りなさいと勧めている。横田さんはめぐみさんと再会するまでは絶対に消えない苦しみを抱き続けている。ほかの拉致被害者も同じ。苦しむから、苦しみがあるからこそ祈る。苦しむ者は、やがて栄光の中に入れられることを信じて祈りましょう」と勧めた。
メッセージの後、参加者らは2、3人のグループに分かれ、「日朝交渉が遅滞なく進み、1日も早く全面解決に至るように」などの祈りの課題を覚え、祈り合った。(祈祷課題全文は電子版に)