横田めぐみさんは生きている--西岡力氏 菅官房長官の発言など観測

拉致から36年 祈りに希望託し

1977年11月15日、北朝鮮によって拉致された横田めぐみさんの救出を求めて祈りを重ねてきた「横田早紀江さんを囲む祈り会」「全国ブルーリボン祈り会」は10月17日、東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センターで「横田早紀江さんを囲む拡大祈祷会」を開催、海外からの参加者も含め170人が祈り合った。
「あいさつと証し」の中で横田さんは、10月5日が49歳の誕生日だというめぐみさんが、13歳で拉致されてからの今までを振り返り、その間聖書のみことばに励まされ慰められてきたこと、また多くの関係者に支えられてきたことに感謝を述べ、「神様のなさることは正しい、と信じている」と締めくくった。
救う会会長の西岡力氏(東京基督教大学教授)は「状況報告」で、菅義偉官房長官が9日の記者会見で「生存していると確信している」と発言したことを紹介、「政府は何らかの根拠をつかんでいるはず」として、次のようにめぐみさんが生存していることを示唆する情報を報告した。
金正日総書記(当時)が、拉致被害者8人は死亡したと発表した4か月後の2003年初めに、「(めぐみさんの)生存の場合と死亡の場合についての損得を分析し速やかに報告しろ」と工作機関に指示していた、と朝鮮労働党統一戦線部元幹部、張真晟氏(韓国に亡命)が証言したことがすでに報道されている。西岡氏が収集した情報でも、
現在の金正恩政権は被害者8人の扱いの検討を始めているという。
また、「私は神学部の教授としてこの問題に取り組んできた。これが霊の戦いだからこそ、神様は神学部に専門家を置かれたのだと思う」と述べた。
集会は、メッセージ、会衆賛美のあと、5つの祈りの課題を共有。①日本政府が本気で交渉に取り組むように、②拉致された人たちの安全が確保され居場所の的確な情報が得られるように、③全員が早急に救出されるように、④被害者家族の健康が守られ希望を失うことがないように、⑤世界中のクリスチャンが祈り続けられるように、と数人のグループに分かれて祈った。
【髙橋昌彦】