
寄付集め、あるいはファンドレイジングは、資金繰りのための「仕方のない」「必要悪」か。『ファンドレイジングの霊性 寄付を募るということ』(ヘンリ・ナウエン著、塚本良樹訳、千100円税込、あめんどう、四六判)は、ファンドレイジングは、霊的なミニストリーであり、集める人、与える人に、神の国への回心をもたらすと強調する。「お金」「富と貧しさ」「嫉妬や怒り」を考察して、神の国、共同体の視点で祈りと行動を勧める。

喪失直後の「悲しい」は、時間がたつと「哀しい」になるという。『悲しみとともに生きる グリーフワークとスピリチュアルケア』(清田直人・窪寺俊之共著、いのちのことば社、千870円税込、四六判)は、臨床での多様な事例を分析する。複雑な悲嘆やスピリチュアルな問題も具体事例で紹介。信念、信頼、信仰という三つの「信」の相互作用に注目した。「信仰」が強迫観念になることには注意を払う。

悲しみのただ中にいる人に向けて、『悲しみを道連れに生きる25のヒント』(H・ノーマン・ライト著、前島常郎訳、ヨベル、千210円税込、新書判)が書かれた。悲しみにはプロセスがあるが、整然とした順番はないという。25項目を少しずつ自分のペースで読むことができる。旧約聖書・詩篇も多く引用する。

『悲しみの向こう―希望の扉を開く言葉366』(片柳弘史著、教文館、990円税込、文庫判)もまた、悲しみの中にいる人に向けた短文集。キリスト教になじみのない人にもわかりやすい、そっと寄り添う数行の言葉の束。祈りと神への視点がある。
関連記事
【リニューアル・キャンペーンのご案内 10月31日まで】
新規、継続それぞれの方にキャンペーンがございます。
■リニューアル記念新規購読キャンペーン
・キャンペーン期間中、新規年間購読(紙・併読、電子)の方には、柏木哲夫著『幸せのかたち』をもれなく贈呈(書籍はご入金確認後、発送は9月末以降を予定しています)。
・新聞の無料試読特典(紙版1か月、紙・電子併読1か月、電子版2か月)がございます。
電子版:速報・詳報記事を随時掲載
紙面ビューアー
※バックナンバー閲覧可能
紙版:月2回発行
■購読料
紙版(送料込)
月額1,226円(オンライン申込・限定クレジットカード支払いのみ)
6か月6,756円※本紙代が10%お得です
年額1.3512円※本紙代が10%お得です
電子版
月額900円(税込)
年額10,300円(税込) ※毎月払いより約5%お得です
紙・電子併読版(紙版の年額+2500円で電子版併読が可能です)
月額1,400円(税込)
年額16,000円(税込)※毎月払いより約5%お得です
■新ご注文受付サイト
