【詳報】「緊急事態宣言時の基本的人権は?」星出氏 「教会と政治フォーラム」第23回例会で

 「教会と政治フォーラム」の第23回例会が6月23日、東京・新宿区のビサイドチャーチ東京とオンライン併用で開催され、星出卓也氏(長老教会・西武柳沢キリスト教会牧師)が「緊急事態条項のリアル」と題して講演した。

 星出氏は、「緊急事態条項とは、戦争・内乱・大災害などの非常事態が生じた際に、政府が憲法の基本的な仕組みを停止、もしくは変更できるもの」だと語る。自民党憲法改正案(2012年4月27日決定)=以下・改正案=の第99条(緊急事態の宣言の効果)では、「内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる」「当該宣言に係る事態において(中略)国その他公の機関の指示に従わなければならない」「その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されない」などと規定されているとし、星出氏は「国家が暴走しないために三権分立というシステムが近代立憲主義のもと作られた。だが、緊急事態宣言が出されれば、三権分立は停止され、内閣に絶大な権限を集中させることになり、内閣独裁体制ができあがることになる」と警戒した。

 また、改正案の緊急事態宣言99条3項では、「基本的人権の『保障』は解除され、『最大限の尊重』に止まる、とある」と指摘・・・

(次ページ[下部にログインボタン]で、緊急事態時の基本的人権、海外との比較、など諸問題について)

定期購読で宣教情報を着実に<電子版、紙面版>

分断した世界でこそ、異なる働きを知り、理解し、出会うきっかけに

牧会・宣教に役立つ情報、
    多様な連載を掲載!
紙面、ウェブを刷新し、さらに充実しました。

無料公開は一部。定期購読で、着実に情報を得られます。

また購読で発行をお支えください。購読はこちら