
礼拝開始は15時。保守バプテスト同盟秋田聖書バプテスト教会(秋田県秋田市)の礼拝は、会堂建て替え中の現在、教団の異なる秋田中央キリスト教会(ルーテル同胞教団)の会堂で持たれている。他教団との深い繋(つな)がりのきっかけは、2023年の秋田市の広範囲におよぶ洪水被害にあった。牧師のビリー・ペティートさんは当時をこう振り返る。「コロナで他教団と交わる機会が途絶えていたものの、秋田市に起きた洪水で繋がりが復活したようでした。秋田中央キリスト教会が床上浸水を経験し、支援の機会が様々な形で与えられることとなったんです」。今年に入り、秋田聖書バプテスト教会が礼拝場所に悩むと、今度は秋田中央キリスト教会がすぐにその手を差し伸べてくれた。秋田中央キリスト教会牧師の若松さんは、自らの教会の礼拝を午前に終え午後にも顔を出してくれることがあるという。「私たち秋バプの信徒のことも覚え、教団は違えど共同牧会さながらに支えてくださっています」

毎週の礼拝に集う信徒は60~70人ほど。その中でも最も多いのが大学生だ。秋田大学をはじめ近隣に大学のある秋田市。教会近くの国際教養大学は、国際色豊かでクリスチャンも多いという。信徒の出身国が9か国と様々なのもそのためだ。教会のホームページをのぞけば、授業の課題で作成した紹介動画や、学生が担当する新会堂計画ブログが現れる。「学生の目を通して会堂建設を見て、まだ自分に見えていない部分が見えてきたら面白いな、と。奉仕に少しでも興味がありそうであれば、なるべくお任せする。学生たちはいずれ秋田を離れるかもしれないけれど、自分の教会、と感じてくれたら」。大前提にあるのは奉仕者自身が喜びをもってできることだ。「教会として〝しないといけない〟ことは、それほどないと私は考えているんです」。ビリーさんが同教会に遣わされて以来、語り続けてきた御言葉がある・・・
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