長期化で社会の疲労と不安 侵攻4年5か月 ウクライナ・船越宣教師リポート

ロシアによるウクライナ全面侵攻から4年5か月となる中、両国の戦争は激化し人々の疲労感と不安がただよう。長期そのような中、引き続き、現地の教会は聖書の学びと礼拝を続けている。在ウクライナ宣教師、船越 真人・美貴夫妻からのレポート。

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いつもウクライナを祈りに覚え、オデッサでの働きを支えてくださっていることに心から感謝しています。
明日は7月24日、ロシアによる全面侵攻が始まってから4年と5か月となります。
この7月のウクライナは、これまで以上に激動の一か月となりました。

まず、ウクライナは5月末から6月にかけてロシア本土への長距離攻撃を本格化させました。石油精製施設や軍事施設などを攻撃し、ロシアに軍事的・経済的圧力をかけることで、停戦交渉を促そうとする狙いがあると見られています。それに対しロシアは、首都キエフやオデッサをはじめとする主要都市へのミサイル・ドローン攻撃をさらに激化させています。7月に入ってからは、「全面侵攻開始以来の最大規模の空爆」という報道が何度もなされるほどで、空爆が激化し、多くの死傷者も出ています。


家内と私は現在、日本に一時帰国していますが、オデッサにいる勇貴や教会の兄姉、戦没兵士のご家族から「迎撃音と着弾音が毎日昼夜を問わず響いている」「攻撃による発電所の破壊で停電が頻発している」という切実なメッセージが毎日のように届いています。どうか彼らが主によって守られるよう、お祈りください。


第二に、東部ドンバスでの地上戦では、ウクライナ軍は依然として厳しい防衛戦を強いられています。兵力ではロシア軍が依然として優勢であり、ウクライナ軍が長期間にわたって防衛してきたコンスタンティノフカ方面では、ロシア軍が徐々に前進していると報じられています(ロシア側はコンスタンティノフカがすでにロシア軍によって制圧されたと報じています)。この地域は今後の防衛戦全体にも大きな影響を与える重要な戦線となっています。引き続き、ウクライナが侵攻から守られるようにお祈りください。


第三に、7月には政府改造も行われ、国防分野を含む重要人事が発表されました。これに対して国内では賛否両論があり、特に若者や前線の兵士や退役軍人を中心に様々な意見が出ており、デモ活動も行われています。三年以上に及ぶ戦争の長期化による疲労や将来への不安も重なり、社会全体に緊張感が高まっています。この困難な時にウクライナが分断されることなく、一致してこの危機を乗り越え、主が最善の平和へと導いてくださるように、どうかお祈りください。


オデッサ教会は主の守りの中にあります。お祈りに感謝します。日曜日の礼拝では勇貴とジェーニャ兄弟がみことばを取り次ぎ、水曜日の集会では第一ペテロの手紙を学びながら、試練の中でも主を信頼し続けることの大切さを確認しています。どうかオデッサ教会がこれからも守られ、この厳しい状況の中でも福音宣教を前進させていくことができるよう、お祈りください。


私たちは6月19日から日本に一時帰国しています。8月3日に日本を出発し、ドイツで開催される「在欧キリスト者の集い」で奉仕した後、オデッサへ戻る予定です。
ウクライナの先行きには、依然として多くの不確定要素があります。しかし、そのような時だからこそ、私たちが人の考えではなく、主の御声と導きに従い、一歩一歩確かな歩みを続けることができるよう、引き続きお祈りください。
愛するみなさまの上に、主イエス・キリストの豊かな恵みと祝福がありますように、心から祈っています。

船越 真人・美貴

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