北朝鮮によって拉致された横田めぐみさんの救出を求めて祈りを重ねてきた「横田早紀江さんを囲む祈り会」「全国ブルーリボンの祈り会」は5月19日、東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センターで第17回「横田早紀江さんを囲む拡大祈祷会」を開催。当日は、早紀江さんの夫の滋さんも出席し、230人が参加した。工藤真史さんのピアノによる特別賛美、早紀江さんの挨拶、参議院議員中山恭子氏による講演、國分広士氏(JECA/中野島キリスト教会牧師)のメッセージがあり、最後に数人に分かれて祈りあった。
【髙橋昌彦】
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早紀江さんは「あいさつと証し」で、「なぜこのようなことが、と思い悩んでいた時、ヨハネ福音書の、生まれつきの盲人の話から、これは決してこのままで終わることではない、と教えられた。もう40年近くがたち、私も80歳になった。不思議な人生だが、神様は、私の罪も含めて、すべてのことを知っておられる。今日いらしてくれた方々の愛と熱意に感謝する」と述べた。
拉致問題担当大臣も務めた中山氏は、この問題が通常の外交交渉では解決できない問題であるとし、「安倍総理に、救出専門の人材を置き、総理直轄の拉致被害者救出のための特別チームを編成し、直接指揮を執るよう、要請している」と明らかにした。
國分氏は、イザヤ書55章6~9節から「お会いできる間に、主を求めよ」と題して説教。冒頭、「これだけ多くの人が長い間祈っているのに問題が解決しないのだから、そんな神様などいないのだ、という言葉を聴いたことがある。牧師として、信仰者として、真剣に向き合わなければいけない言葉だと思っている」と言って語りだした。「救出のための祈り会を続けてきたが、いろいろと感謝を実感することはあるものの、それでも肝心な問題が解決されないことに葛藤を覚える。考えても分からない。その時私たちが目を向けるべきは『主』。真実で力のある方でなければ、求めてもむだ。私たちには問題の全体が見えているわけではない。全体を見れば、細部が見えなくなるのも事実。しかし主は、個々に目を留め、すべてをご存知のお方。イザヤは、『悪者』にも主に帰るよう、語っている。これを実践すべきは、罪を持つ私たち。悔い改めを持って主に求め、彼らをも憐れんでくださるよう、祈っていきたい」
祈祷課題は以下のとおり。①政府が被害者救出を実行するように。②金正恩が被害者解放を決断できるように。③被害者が望みを失うことのないように。④ご高齢の被害者家族の健康が支えられるように。⑤クリスチャンが一致して祈れるように。⑥若い祈り手が与えられるように。

