フラー神学校「結婚の歴史的理解」再確認

性的少数者(LGBTQ)の学生や教職員の立場をどう考えるのか、米国の神学校で議論されている。世界最大級の福音派神学教育機関であるフラー神学校(カリフォルニア州…

急進宗教改革「再洗礼派」500年

教皇を頂点としたローマ・カトリック教会に対して、聖書のみに権威を主張した16世紀プロテスタント宗教改革の中で、幼児洗礼に反対し信仰に基づく成人洗礼を実践した再…

《神学・福音主義の再考》棄てるべきではない根本主義の遺産から学べること

 近年、様々な形で福音主義の再考がなされてきた。その中で、20世紀後半に袂(たもと)を分かった根本主義(ファンダメンタリズム=原理主義とも訳される)の中に救い出すべきものがあると、本紙提携の米福音派誌クリスチャニティトゥデイのシニア書籍編集者マット・レイノルズ氏が論考を執筆している。  振り子が過剰な修正に振れすぎている  堕落した世界では、改革の努力が完璧に目的を達成することは決してない。一つの問題に対処すると他の問題の種をまいたり、感染症を攻撃しすぎて、健全で活力のあるものを弱めたり破壊したりする。修正と過剰修正の間のこの微妙な揺れにおける失敗は、政治の分野ではよく知られているが、宗教問題でも同じパターンが見られる、、、、、