【詳細】女性もワークリーダーに 全キ災第13回全体会合

左から神山さん、中橋さん、三浦さん

 キリスト全国災害ネット(全キ災)主催の第13回全体会合が4月21日、オンラインで開催。32加盟団体から41人、オブザーバー3団体から4人、計45人が参加した。
 講演の部では、神山みさ(Pray for All Japan=以下・PFAJ)、中橋アン(石巻クリスチャンセンター)、三浦灯(LOVE EAST)の三氏が女性の立場から、支援活動での体験談を分かち合った。

 災害支援の現場で光る存在に 神山さん


 有志のクリスチャンアーティストたちによる被災地支援プロジェクト「PFAJ」の活動をする神山さんは、ボランティアを始めたきっかけについて語った。「もともと、貧困地域に何かできないかと、ボランティア活動に興味を持っていた。東京の音楽事務所に所属していた時に、新潟中越地震が発生し、被災地に行きたいと思ったが、事務所に所属している間は行動できないでいた。29歳でフリーになってからは、自分の判断ですることができたが、そんな時に東日本大震災が起こり、福島県いわき市に友人がたくさんいたので、彼らのために何かできないかと、自ら被災地に行くことになった。1週間後に初めて東北に入り、炊き出しの食材を集めたりして、できることから始めた」


 「必要があれば歌うこともあったが、できればお願いされたくなかった」と言う。「こういう場所で何を歌ったらいいのか、話していいのか、全く心構えがないままに言ったので、本当に手探りだった。自分が作った歌しか歌っておらず、みんなの知っている歌が歌えなかったので、できればそういう機会は避けたかった」


 「当時は結婚して2年目で、二人とも音楽を頑張ってやっている時期だった。東北支援の時には、夫のスケジュールに関係なく、休みごとに行っていた」と神山さん。だが、2016年の熊本地震の時は、「思いが与えられても、夫に相談し、夫に送り出してもらえるまで待つようになった」と振り返る。「その点は、夫婦として成長させてもたった部分。今は、一緒に能登の被災地によく行く。音楽も役割分担しながら被災地で一緒にボランティアをすることができているのは感謝です」


 PFAJは2019年に立ち上げたという。台風であちこちに水害が起きた年だ。「一か所でも大変なのにあちこちで水害が起きたら、ボランティアが足らないのではと思った。しかし、クリスチャンは世の光として全国に散らばっている。近くで水害が起きたら、光を持った人が光を照らしていく。そんな存在であることを思い出してほしくて、東京を拠点にコンサートをしながら支援を呼び掛けてきた」


 「この春からは東京を飛び出し、いろんな団体と協力しながら、様々な場所でコンサートを開催し、クリスチャンを励まし、クリスチャンと共に被災地支援をしていきたい」と抱負を語った。

 支援者のケアは継続的な支援につながる 中橋さん


 中橋さんは、東日本大震災の時にボランティア活動に従事。一般社団法人クラッシュ・ジャパンのボランティアとしてがれき撤去、泥出しなどをした。やがて、国際緊急援助団体サマリタンズ・パース(SP)に雇われ、DART(災害対応チーム)に所属。アフリカ諸国、フィリピン、プエルトリコなど、海外での人道支援の仕事に関わった。2018年に結婚後は、子育てと夫のサポートをしながら、石巻クリスチャンセンターのDARTチームのメンバーとして、CISM(緊急事態ストレスマネジメント)を勉強中だ。


 SPでは初の女性ワークリーダーも経験した。「災害支援は、体力勝負なので男性のワークリーダーが多い。でも、この仕事は私の性格に合っていた・・・

(次ページ[下部ボタンから]で、アンさんのつづき、女性リーダーの必要性、弱い者が赦されて一緒にいるチームとして歩む 三浦さん